井の頭歯科

「激怒」を観ました

2022年8月30日 (火) 08:44

 

 

高橋ヨシキ監督     INTER FILM     新宿武蔵野館

 

 

車通りの少ない見晴らしの良い交差点の信号待ちをする集団・・・全く車が来る気配も無いのですが、信号もなかなか変わらず、その集団は横断しません。そんな中、中年の刑事深間(川瀬陽太)は赤信号ではありますが、車が通行していない事から赤信号を渡って・・・というのが冒頭です。

1番近い映画は佐伯清監督「昭和残侠伝」だと思います。

暴力や事故、誰しも遭遇したくはありません。だからこそルールやモラルを守って生きていると思います。しかし、それでも暴力は無くなった事になりませんし、いつの世も悲劇的な事件が起こります。少なくする努力やルールを必要とはしていますけれど、恐らく簡単には無くならないと思います。人間はそこまで賢くないと思いますし、すべてを規制する事は出来ないです。

また同時に誰もが加害者になる可能性があったりします。暴力や力が伴う事もあるでしょうし、そこに力が働かなくとも、加害者になることはありえます。権力を使ってわがままを強いられる事もあるでしょうし、目上だからと言って理不尽な目に会う事もあると思います。これも一種の暴力でしょうし、こういう事になっている(地域なり、個人間だったり、会社のような組織内慣例もそうでしょう)という事象も数多あると思います。

そこにNOを言い立てるのは、なかなか空気を読まない姿勢が求められますし、関係性には齟齬が生まれるでしょう。でも、だからと言って、それをしないと自分が消耗する、これ以上は耐えられない、という場面では、反抗する事も必要なのではないか?と思います。恐らくそういう時に暴力がある場合と無い場合では選択肢が違ってくるでしょう。例えば、アメリカ合衆国が銃社会であるのは国是なのかも知れません、国民にとって政府が間違った場合は実力を持って排除する事を保証されている、とも解釈出来るからです。

そんなような事を考えさせられる映画です。そしてこれは映画なんだから、そういう暴力を描く事がエンターテイメントになりうる事を目指した映画、なので、昭和残侠伝みたいなんです。

おそらく結構な低予算映画だと思いますけれど、とにかく絵が素晴らしいです、特に空が映る場面は軒並み素晴らしい。この色使いが最も特徴的ですし素晴らしかったと思います。

また、ちょっとした『良かれと思った行為を過剰に行った結果がディストピア』と言う意味で新しいとも思いました。清潔を過度に維持しようとすれば、そこは人間が生きられない環境になってしまったかのような感じです。それに、過度の安心を求める傾向は年々強くなっていると思います、ですが、非常に残念で当たり前の事実ですけれど、どんなに気をつけていても事件や事故は起こる理不尽な世界に住んでいて、そして結局みんないつかは死んでしまう存在なんです。もちろんだからこそ愛おしい訳ですけれど。

そういうことになっている、がまかり通る、これまで通りが最高、という感覚に怒りを覚えた事がある人はほとんどだと思いますが、そんな人に向けた作品。

そして、でも全然あり得ない話しじゃないな、という部分も感じられました。

主演の川瀬さんの魅力が素晴らしく、大変良かったです。恐らく、私は「シン・ゴジラ」の一瞬でしか観た事が無いと思いますが、とても印象に残っていますし、大好きです。今作も素晴らしくはまっていると思います。

演者はどなたも素晴らしく、中でも、ある場面で、金の力で行う暴力をふるう2人組の青年は、非常に憤りを覚えましたし、そこまで憤りを覚えるという演技をしている、と言う意味で素晴らしかったです。

ちゃんと暴力の暴力性、その結末の異常さを逃げずに描いているのも素晴らしかったですし、安心と安全を求めるのは普通の事なのに、それが行き過ぎてしまった社会を描いているのも、流石と思いました。

音楽も決して悪くないのですが、少しクドイと感じる部分もありました、もっと低い所で鳴っててほしかったし、微音でも良かった気がします。

それと、ただアメリカの街並みってだけで絵になるの、やはり私が日本しか知らないからなのかも知れませんけれど、やはり凄く良かったです。

もちろん、ツッコミどころもあるにはあるんですが、そんな無粋な事は気にならない、ヨシキさんの「俺はこれが魅せたいんじゃ~」という情熱を感じられる映画、舞台挨拶見れて本当に良かったです!

当たり前ですが、暴力をふるいたくもないし、ふるわれたくもないです。話し合いで解決したい。しかし、話し合いが成立しない場面というのは結構ありますし、そもそも人間同士が分かり合えるが稀だからこそ、その瞬間に意味があり、尊いと思うわけです。

それと、私は靴の音が好きなんですけれど、この作品の靴の音はかなり良かったと思います。

全国の富士見町に住んでいる皆様にオススメ致します。

「No Shark」を観ました

2022年8月26日 (金) 09:47

 

 

Cody Clarke 監督     KILL THE LION FILMS       Amazon prime video
普段からサメが出てくると言うだけで映画を観るという事は無いのですが(サメ映画弱者です)、それなりに噂になっているのを聞いたのと、とある方の短いレヴューをみて、観てみようと思いました。
NY近郊に住んでいると思われる、20代前半くらいの女性が、私はサメの食事になりたい(自死では無い)と願いつつビーチに佇んでいて・・・というのが冒頭です。
人によっては、面白くないとか、つまらないという感想になる方もいらっしゃると思いますし、伝わってくる事象だけで判断しようとすると、低い評価になると思いますが、すごくいろいろ考えさせられる映画でした。つまり凄く余白の大きい映画だと思います。
余白は大きいのですが、膨大な情報量です。このギャップは非常に新しいと思います。
基本、音楽はエンドロールでかかるのみ。それ以外の環境音さえなく、基本ビーチの風景+主人公の女性のモノローグだけで出来上がっています。出来上がっていますが、これが非常に膨大なモノローグでして、画面の字幕含む映像としての情報量が大変に多いです。
映画を作るのってすごく、お金も時間も手間暇もかかるので、特に何も考えないで作る人は皆無だと思います。それなりに趣味趣向を凝らしている、何かしらの計算、魅せたいモノがあると思います。
そういう意味で考えさせられる映画。
どうとでも解釈出来そうで、それでいて大変に計算されているかのような印象を受けました。結構集中力を必要とする映画だと思います。
何が起こっていたのか?を汲み取りに、受動的に映画を体験するだけでなく、能動的に映画を楽しめる人に、オススメ致します。
アテンション・プリーズ!

ネタバレあるの感想になりますので、未見の方はご注意を!

まだ通して1回のみの視聴なんで(とは言えラスト4章は翌日にもう1度鑑賞しました)細かな部分は分からないところも多いのですが。
まず、主人公と思われる女性の容姿、そして記号的にさえ感じさせるアクセサリーや水着含む服装が独特です。NYでは平均的なのかも知れませんけど。しかし当然これも監督の意図があると思います、絶対に似合ってない、と多くの人が感じるであろう(とは言え日本人の感覚なのかも)水着の色といい形といい着こなしといい(よく知らないなですが、ビキニのサイズが合ってないのでは?)個性的!でも、この個性的!という事を印象付けたい、というのであれば、確かに個性的。なにしろサメの食事になる事を夢見ているわけですから。
また、モノローグがほぼ全編続きます。それも割合ネガティブな内容です。ですが、字ずらではネガティブなんでしょうけれど、私はとてもポジティブに、目的的に一途なだけで、確かに死に直結しているけれども、それがこの人物の願いであり、また他者に語り掛けている訳では無い(もちろん映画なんで観客には、語り掛けている)ので、そこまでネガティブな印象を持ちませんでした。
サメの食事になりたい、なかなかなキラーワードです。恐らくなんですけれど、これギャグなんじゃないでしょうか?ブラックではあるけれど・・・
何しろ、俺様サイコーな意識の持ち主であり、謙遜を美徳とするうちの国の美意識からはかけ離れてはいますけれど、でも、他人が心の中で何を考えていようとも、そこは自由で構わないんじゃないかな、と思った次第。だってホラー映画や猟奇映画はいっぱいあるわけで、そういう作品を好む人だってたくさんいますし、こんな作品があってもいいんじゃないか、と思います。
そういう全部ひっくるめて、新しい。その点は評価したい。
最後の方にはいかにもサメ映画で襲われそうな外見の(それがどういう外見を指しているのか?はワカラナイけれど、本人が自白している)女性が、同じ願望をもって映画に出てくるなんて、ご都合主義なのは分かっていても、ここでも被害者がいそうで、実は願望が叶えられているわけです、元の女性の願望は、実はサメの食事になるのではなく、自身がサメだった、という風に変貌はしているのだけれど。
途中から主人公女性の俳優が変わっているのも、変身したって事なんじゃないか?それを俳優を変える事で暗喩しているんじゃないか?とかいろいろ考察できそうです。
なりたかった自分になった。
ラストの曲もサイコーでした。
つまらない評価の人がいてもいいし、個人的にはそこまでダメな映画じゃなく、新しいな、と思った次第。
あと、何気なく見ていた2回目のエンドロールでえ?ってなって、とある方の名前を見つけ、もしや、と思って確認したらご本人だった、というオチが付きました。 見つけた私も凄いけど、お金出してる知り合いの方が凄い。

「THE OFFER ゴッドファーザーに賭けた男」を観ました

2022年8月23日 (火) 08:57

 

パラマウント製作     U-NEXT

 

本当に面白い、映画では出来ないドラマを10話で描いた、名作映画「ゴッドファーザー」(1972年公開)が出来るまでをプロデューサー視点で振り返る作品です。
名作「ゴッドファーザー」はこんな感じで作られていたのか!!という驚きに満ちています。
恐らく、映画が好きな方ならかなりの確率で観ていて、しかもそのほとんどの人が面白い上に格式高い、と感じさせて、なおかつ、名作と呼べる作品だと思います、フランシス・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」という映画は。
映画が好きな方の中でも、役者が好きな方もいらっしゃれば、監督で観るか見ないか?を決める方もいらっしゃるとは思いますが、プロデューサー視点で観る作品を決める人はそう多くは無いと思いますし、そもそもプロデューサーがどのような働きをしているのか?私も良く分かっていませんでした。
プロデューサーにもいろいろなかかわり方があるのでしょうけれど、この映画の主役であるアルバート・ラディ(マイルズ・テラー)さんの場合は、本当に映画の関わる事なら、何でも行う、というタイプでして、まさに製作、という感じがしました。映画が出来上がるまでには想像以上の困難があり、そのすべてを解決、もしくは妥協の連続であり、かつ監督は作品の完成度を上げる為に無理難題を行ってきますし、製作費を出来る限り抑えたい映画会社からすれば、余分な予算は絶対に出したくない上、映画会社の親会社からも様々な難題を押し付けられるプロデューサーの胃が心配になるくらいの仕事内容でした・・・本当に想像を超えて、難易度の高い仕事だと思います。
そんなラディを支えるのは秘書であり、ただの秘書ではないベティをジュノ―・テンプルさんが演じていて、この1970年代では考えられないくらいにパワフルで頭の回転が良く、機転が利き、諦めないガッツがある素晴らしい人物を好演しています。全然知らない役者さんでしたが、この人の他の作品を是非見てみたいです。
そしてラディの直属のボス、プロデューサーとして長い年月映画界に君臨してきたロバート・エヴァンスをマシュー・グートが演じていて、この人のスーツが無茶苦茶にカッコイイし、恐らく物凄い値段をかけています・・・観るだけでわかる上質さ、まさにリッチな人間だけに許される雰囲気を醸し出していて、この人の着ているスーツが欲しい、と思わせてくれます。何でこんなにカッコイイんだよ、同じ人間には見えないです・・・そしてこの人、あのウディ・アレンの迷作「マッチ・ポイント」の、あのダメ兄貴を、ボンボンの雰囲気しか出せてないあの役者さんが!という驚きがありました。もう俳優さんの凄さには本当に驚かされます。凄く人間的にはダメな人だと思いますし、傲慢で直観的で、軽薄な上に、美味しい事には鼻が効くタイプ、おおよそ私個人が普通であれば全く好きになれない人物なんですけれど、物凄く愛嬌があり、そして誰にも負けないくらいに映画への愛があります。この2点だけですべてを許せるくらいにカッコイイです。こういうキャラクターに出会えたことだけでもこのドラマを見て良かったです。
ここに、非常にこだわりの強い、原作者マリオ・プーゾと監督のフランシス・コッポラが加わってきて、この2人がどう考えてもホモソーシャル感溢れる、可愛い馬鹿丸出しのシーンがあって、本当に最高です。
とあるランチのシーン、実際のコルレオーネ家の食事のシーンを知っているだけに(つまりもう、私は完成作である「ゴッドファーザー」を観ている!未来を知っている!)、非常にアガるシーンになっています。こういう、あ、映画のあの場面だ!を知っている人が楽しめるしかけに満ちています。
さらに、それだけでは無く、1970年代の映画界、それもハリウッドの内幕やら、映画配給会社の横のつながり、さらには映画会社の親会社との関係、そして映画を愛する人たちの栄光と挫折を味わえ、しかも、あの名作ゴッドファーザーの制作秘話なわけで、本当に面白かったです。
これまでは、私映画の決定権は監督にあって、絶対的な決定権があると思ってきたのですが、プロデューサーがどれほど重要で難しい仕事をこなしているのか?を初めて理解しました。

この作品を観た人と、いちいち名場面を語り合いたいです!!

本当に、いろいろな人々の努力の上に映画が成り立っていて、どの人も、素晴らしい仕事をした結果(特にピーター・バート!!!!!!!この人が居なかったら!!!!!そこを認めるエヴァンスがまた!!!!)が映画なんだと思うと、どんな作品であれ簡単に否定的な意見を述べる事が出来なくなります。もちろん、どんな感想を抱くのも、その人の自由。そこは譲れませんが、だからと言って、どんな作品であれ、最初から傑作になる事を決定付けられている訳では無い事、そして座組や資金が潤沢であっても、結構な駄作がいっぱい世の中には存在しますし、きっと駄作を作ろうと思っている監督やプロデューサーは1人も居ないと思っています。それでも、時間にもアイディアにも資金にも天気にも何もかもに制限があるんです。次回感想にまとめるある映画で、この事を凄く感じられました。
ゴッドファーザーを見た事がある人に、オススメ致します。

 

「OLD JOY」を観ました

2022年8月19日 (金) 09:13

 

ケリー・ライカート監督    フィルムサイエンス     U-NEXT

 

 

「リバー・オブ・グラス」が非常に印象に残る作品だったのと、U-NEXTさんで独占配信で観られるので、次作に手を出しました。
妻が臨月のマークが、古い友人であるカートからキャンプに誘われ・・・というのが冒頭であり、ただキャンプに行って帰ってくる話し、と言えばこの映画のストーリィをほぼすべて網羅しているとも言えます。
当然ですが、あらすじを知ったからと言ってこの映画の何が分かるのか?と思います。あらすじが書いてある文庫の裏表紙とか、本当にくだらないと思いますし、正直下品とも思いますが、前もって、事前に、物語がどういう展開であり、自分にとって価値があるかどうか(読まずに)判断が出来ると考えている人が大勢いる、事が前提になっているのがオカシイと思います。もちろんそういう紹介があっても良いけれど、すべての文庫に必要な訳では無いですし、この映画のように体験しなければワカラナイ事もたくさんあります。
短編小説の映画化なので、どこまで原作に準拠しているのか?読んでいないので不明なんですけれど、やっと妻帯者となり社会で生きて行こうとするマークに、凄く凄く凄くダメな男子なままの悪友であるカートがキャンプに行こうと誘ってきた話しです。おそらく。このマークもかなり不安定なんですけれど、それに輪をかけてカートが・・・
凄くまとめてしまえばしまえる作品ですけれど、物凄く映画として芳醇であり、様々な場面が美しく意味深で、それでいてリリシズムを感じさせてくれます。社会で生きていく事のそもそもの違和感を醸し出してくれます、社会で生きる決意をしたとしても。
またルーシーが居るからこそ、成り立つ映画。
また全然関係ないのですが、バグビー温泉、私も行きたいです、今だとポートアイランド、めちゃくちゃ人気があって混んでいるそうですし、そもそも物価が高い上に、まだパスポートを撮った事が無い人間なので、かなりハードル高いですけれど、凄く良さそうな所です。
OLD JOYが何を指すのか?を理解した時の、ひどくゆったりとした衝撃が忘れられない作品になりました。

 

「劇場版 きのう何食べた?」を観ました

2022年8月12日 (金) 08:24
中江和仁監督     エイベックス・ピクチャーズ
漫画の「きのう何食べた?」が面白かったのと友人にDVDをお借りしたので観ました。
今、よしながふみさんがご自分で作品解説をされている本も気になっています。非常に緻密な構成と機微に富んだ作品で特に「大奥」と「愛すべき娘たち」は名作だと思います。なんというか、ここまで視座が広い漫画はあまりないのではないか?と思うのです。
そんなよしながさんの原作は料理をしたことがある人であれば(と言っても私はほとんど何も出来ませんが・・・)何かしら気になる漫画だと思います。一応BLという事になっていますけれど、どちらかというと関係性を描いた漫画であり、基本的に少女漫画でも女性漫画でも同じですけれど関係性の話しを描かせたら、男性向け漫画は及ばない部分が大きいと思います。
シロさん(西島秀俊)は弁護士で料理担当、ケンジ(内野聖陽)は後片付け担当の男性カップルの日常を描いた作品です。
凄く、ケンジが女性的なキャラクターなので、俳優さんは本当に凄いなと思います。シロさん役は多分どんな俳優さんでもそれなりの形になると思いますが、ケンジのキャスティングは大変難しいと思います。でも、もしかすると俳優さんであれば、どなたでも出来るのかも知れません、それぐらい俳優さんの凄さも感じつつ、ケンジのキャラキターがそうなのですが、やり過ぎにしないところが難しいと思います。オーバーアクションなキャラクターではあるんですけれど・・・
そして山本耕史さんがまた美味しいキャラクターを演じています・・・この俳優さんはなかなかに面白い演技をされますし、非常にインパクトのある役をたくさん演じていらっしゃいますね。それと田中美佐子さんも久しぶりに観た感覚です、自分の年齢を感じます・・・
あと許可局員としてはマキタスポーツさんの安定したおじさん感がたまりません。どういうキャラクターでもマキタスポーツにしてしまう威力があると思います。
あと、ここは私が個人的に好きなキャラクターなんで、非常に惜しいと思てしまったのが、スーパーの店員さんです。この店員さんはほぼセリフが無く、まさに言葉ではないコミュニケーションが描かれる場面なのですが、もっと枯れた感じの冷たい美人をキャスティングして欲しかった。明らかにクール、という感じがもっと欲しかったです。
漫画であればコマとコマの間でありますし、読者の想像の許す範囲、最も行間を読もうとすれば読める部分を映像化して繋ぐと、非常に難しい挑戦になるのだな、と思う部分は結構ありました。弁護士であっても超一流で見栄えが良い事ばかりではないタイプなのではないか?と推察するのですが、超×2くらいの職場なので、ちょっと違和感ありました。ケンジの職場についても、そう思います。
ワタルくんことジルベールの所作も、何と言いますか、飲み込みにくさを覚えるのですが、まぁその辺は漫画原作ですし。
 
レシピをちゃんとやるのも良かったですし、梶芽衣子さんがまた良かったです、ま、このお母さんに凄い問題があると思うんですけれど、シロさんは現実ではいないレベルの優しさの持ち主なんで、しょうがないですね。
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