今年もよろしくお願い致します。
なんだかんだでこのブログは2008年12月に始めたのですが(その後2010年6月に今の形になりました)、15年も続いている事になります・・・
なんか急に怖くなってきました・・・こんな頭の悪い文章丸出しで15年ですよ・・・
そういう時は人間が発明した中でたった2つの良い事の一つである歌を聞こうと思います。
今頃、何故かブーニンを聞き始めました。
凄い!と思うのですが、ピアノの世界に詳しくなくて(土の世界にも詳しくないです)。これから勉強したいと思います。
凄く嬉しさ、ピアノを奏でる楽しさに満ちた演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=vT6jc1wwL8c&t=102s
NHKで放送されている番組岡本太郎式特撮劇「TAROMAN」が面白すぎて、もう少し岡本太郎について調べてみたくなり手に取りました。
曲があるんですけれど、これが岡本太郎の名言だけで出来上がっていて、しかも造形も面白くて、短くまとまっていて本当に面白いです。
全10話なんですけれど、そのラストも岡本太郎っぽくてサイコーです。
私もしがない昭和の生まれの今となっては初老のオジサンなので、岡本太郎についてはなんとなくは知っています。けれど、詳しくはないので、生涯をまずは振り返れる作品として手に取った本が
「もっと知りたい岡本太郎 生涯と作品」 佐々木秀憲著 東京美術 です。
岡本太郎の名言は少しは知っていますけれど、文脈が知りたくなりましたし、もう少し文章について詳しく知りたくなりました。絵画作品はあまり好みのシュールレアリスムでは無かったですけれど、作品の大きさが凄いなぁと思います。
もうすぐ岡本太郎展( https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_tarookamoto.html )があるようなので、是非観に行きたいです、いや、岡本太郎を体感しに行きたい気分です。
色々ありましたので、大変疲れました、精神的にも肉体的にも。人の世は本当に様々な人がいて、様々な立場がございますが、出来るだけ穏便に済ませたいです。とはいえ、プライドとか自尊心とか矜持とか譲れないモノがあると、なかなか思うようにいかないものです。それでも、完全に敵対関係になる事に、メリットはないと思います、ウクライナを見ていても思います。多分、ウクライナの人はきっと何世代化に渡って、ずっとロシアを恨むと思います。それがロシアの利益に繋がるとは思えません。要は敵愾心は何も産み出さない、もしくは産み出したとしてもネガティブなモノになる、という教訓を得た、という事です。それだったら、そういう場所から、人間関係からは離れるに限りますね。それと同じように、な話しは止めておきましょう。
で文化的な摂取なんですけれど、久しぶりにお休みだったので、東京都美術館にフェルメール観に行きました。
フェルメールは多分1点だけだと思いますが・・・ま、それは良いとして、何故か歯医者の絵があって、急にこの17世紀辺りから、聖書とか神話じゃなく、生活の中が絵の題材になるのが面白いと思いました。
当時の歯科の抜歯、大変だったんでしょうね・・・麻酔も無いですし、恐ろしい・・・
その後は国立博物館で行われている空也上人像も見れました。
しかしスゴイ造形物。なんでこの形にしようと思ったのか?発想が凄すぎます。そして作ってしまう所も、そして現代にまで現存しているのも。
その後東京国立博物館平成館で行われているポンペイ展も観てきました。
ここは写真を撮って良いのです。嬉しい。
足の部分が凄い。それと三つの足を持つ机とか花瓶を見ると、どうしても宮部鼎蔵という人物を思い出してしまいます。
なんに使われていたのか?不明ですが、とにかく恐ろしい道具、拷問に近い道具に見えてしまうのは、私の偏見なんだと思いますが、とても恐ろしさを感じます。
気になって調べている人物の息子、でも息子の方が有名な、アレクサンドロスⅢ世と思われる人物。この場面はイッソスの戦いの一場面と言われていますが、ダレイオスⅢ世の顔と対照的で、アレクサンドロスⅢ世が凄く凛々しく、しかもこの両者の顔が判別できるくらいに残っている、というのが凄い事だと思うのです。
当然桜も素晴らしかったのですが、息抜きに来たのに、あまりに詰め込んでしまい、かえって疲れるという何が何だか、という感じで・・・
文化の摂取が無いと、本当に味気ない人生になってしまうので、とはいえまあ6月までは非常に忙しいと思いますので、ならし運転な感じで。
印象派、凄く人気がありますよね。私は絵には全然(すみません、よく考えたら全ての事象について、ですね・・・)詳しくないのですが、最近見ているYoutubeのチャンネル「オトナの教養講座」で山田五郎さんが絵画について凄く俯瞰できる解説動画を行なっていて、絵画により興味が出てきましたので、足を運びました。
最近の美術館では写真を撮っても良い部分があるのが面白いです。後でも見ることができますし、写真を所有している、というワクワクも感じます。もちろん、写真に撮る前に(撮った後でも可)じっくり生で見れる事に時間をかけたいですけれど。
今回見た中では、初めてみるジャン=バティスト・カミーユ・コローの「魚を運ぶ釣り人」がとても良かったです。川面に木陰があり、遠くでは日没が始まっている感じで、その他もいくつか同じようなモチーフの絵がありましたけれど、この絵は別格に綺麗で鮮明に感じました。
そしてもちろん、俺たちのアニキであり、こういう人に私はすぐに降参してしまうギュスターヴ・クールべの海景色や林檎などの静物画もありました。クールべの出来れば人物画が見たかったですけれど、4点も見られたし、ありがたいと感じました。
セザンヌ作品もモネ作品もゴッホ作品もいろいろ来ていましたが、これは!という好みの作品には出会えなかったです、残念。
その代わり、凄くいい!と思ったのがポール・セリュジエの風景、という作品で、すっごく和田誠な感じなんです!この作品の写真を探しているんですけれど、全然見つかりません・・・色合いも素晴らしいですし、すっごく気に入りましたが、残念、ポストカードにもなっていなかったです・・・悔しい・・・
それと今回の主役はレッサー・ユリィだと思います。楽しみにしていた「夜のポツダム広場」は確かに良かったです。でもそれ以上に、「冬のベルリン」と1番良かったのは「赤い絨毯」です。今回の中で私の1番は間違いなく「赤い絨毯」でした。
多分、印象派展だからだと思いますが、俺たちのドガも1点だけ来てて、それも良かったです、もう少し良いのが来て欲しかったですけれど。
もっとゆっくり巨大都市東京を散策したかったのですが、午後から仕事だったので・・・
あと印象に残ったのは、すごく、ジャンヌ、な作品と、そして時々見かけるボーダーにボーダーを重ねる、とか水玉に、水玉を、重ねるという表現を思い起こさせる絵とか、です。
凄く目がチカチカしました。
本当に駆け足で観たのでもう少し時間があればなぁ、という感じです。
東京都美術館