井の頭歯科

夏祭り

2014年8月29日 (金) 09:22

先週の土曜日に、また夏祭りに吹奏楽で参加してきました。

最近忙しく、あまり練習も出来なかったのですが、野外で演奏するのは心地よいです、特に毎年この時期は、夏の終わりを感じさせてくれます。

ただ、野外は自分たちの音が聞こえにくい部分もありまして・・・なかなか難しい部分もあります。そして結局自分の演奏に満足できるわけでもないのですが、毎年、来年こそ!という気持ちになります。

来月は学術講演や会議もいろいろあり、なかなか忙しくなりそうですが、良い夏の思い出が出来ました。

「思い出のマーニー」を観ました

2014年8月22日 (金) 08:58

米林 宏昌監督     スタジオ・ジブリ

育ての母への違和感を感じている中学生の少女アンナは喘息の発作もあり、周囲に溶け込めないでいます。養母や医者の勧めもあり釧路の親戚の家に夏休みを利用して静養に行く事になりました。親戚の家は海辺にあり、唯一の趣味であるスケッチをしに海岸へ出かける毎日です。そこには古い洋館があり・・・というのが冒頭です。

かなりファンタジックな内容の少女の成長譚です。

周囲に上手く溶け込めないアンナと謎の少女マーニーの交流を通して他者とのコミュニケーションの重要性を知る内容になっています。そしてとても『女性』に焦点の当たった作品だと思います。

ネタバレは厳禁な作品だと思いますので、踏み込んだ発言が出来ないのですが、家族の物語だと思います。しかし、ほぼ全編にわたって男性は出てこない、とても奇妙な作品でもあると思います。そして縦の繋がりを意識させられる作品でもあります。

髪留めの演出は素晴らしかったですし、いつも思いますがジブリ作品の「水の描写」にはハッとさせられます。

女性の方々にオススメ致します。

ロビン・ウィリアムズ・・・

2014年8月13日 (水) 09:16

ロビン・ウィリアムズが亡くなってしまいました・・・

演技としてハイテンションな方ですし、コメディアンの方で有名ですよね。後は先生の(お医者さんとか学者とか学校の先生とか)の役がとても似合う人だと思います。出演作で好きな映画もたくさんあります、「ガープの世界」(ジョン・アービングの原作が凄いですもんね、リリシズムを扱った名作!)とか「グッドモーニング・ベトナム」とか「レナードの朝」とか「いまを生きる」(どうでもいいですが、この「いまを生きる」という邦題はどうも受け入れられない!まだ直訳で『死せる詩人の会』の方が良かったと思います)とか・・・

もちろん全作を見ているわけではないんですが、最も良かった作品は、私にとってはテリー・ギリアム監督作品「フィッシャー・キング」ですね。

ものすごくヘンテコリンな話ですし、シリアスとギャグの混じり方もたまりません。なんというか「ガープの世界」と「グッドモーニング・ベトナム」を混ぜた感じの映画なんです。90年代の雰囲気が詰まった名作だと、個人的には思うんですが、あんまり知名度無い作品かも知れません。でも、テリー・ギリアム監督に、ジェフ・ブリッジスも出演してますし、バディムービーの傑作だと思ってます。

亡くなってしまって残念です。

暑い日が続いております

2014年8月7日 (木) 09:44

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

最近はCDを買う事も少なくなってきましたが、新作が出れば必ず買うのが「KIRINJI」です。新しいアルバム『11』が出ました!

兄弟のユニットだったのですが、弟さんが脱退。兄である高樹さんがバンドとして新たに6人組でのバンドとなりました。

歌詞の紡ぎ方に特に面白味を感じています。新たな船出をイメージした新作です。

エトワール・ガラ2014 Aプログラム

2014年8月2日 (土) 09:00

久しぶりにバレエを鑑賞してきました。

渋谷Bunkamura「エトワール・ガラ2014」という公演です。パリオペラ座の中でも人気と実力と個性のある一握りの人しかなれないエトワールが何人も来ています。
私はドロテ・ジルベールが好きなダンサーなんですが、生で観れて良かったです。可愛らしいダンサーだと思っていましたが、それだけでない実力と個性のあるダンサーですし、「椿姫」では少し意地悪なキャラクターを演じても茶目っ気を感じさせる事の出来るダンサーです。プロポーションも顔立ちも舞台で映えますし、日本でも人気が高いの分かります。彼女は出産後の復帰の舞台ですし、無事に踊れたのが嬉しいです。日本まで来るというのも、割と良くあるダンサーの怪我での差し替えの頻度の高さを考えると嬉しいです。ただ、個人的にはもう少し明るい踊りを観たかったようにも感じます、喜びの表現こそ似合うダンサーのような気がします、それとも「若さ」なのかも知れませんけど。
同じく日本でも人気の高い、王子を地でいくマチュー・ガニオも素晴らしかったです。父のデニス・ガニオも母のドミニク・カルフーニもダンサーでこういう血筋は本当はダンスには何も関係無いんですが、甘いマスクに端正はプロポーション、女性の人気も高いでしょう。踊りも何でも出来る、でも何でも出来るからこそ、マチューの代表作がなんなのかまだワカラナイような気もします(って言えるほど観てないんですけれど)。これからマニュエル・ルグリのようなノーブルを身につけていって欲しいです。でも、個人的には踊り手の中ではどうしても注目度が相対的に低くなってしまいます。何故なら今回はエルベ・モローが来日してるからです。
世界初演「月の光」(イリ・ブベニチェク振付)を踊ったエルベ・モローはとてもかっこ良かったです!大柄な体型を持ちつつ、繊細な表現に溢れ、しかもアンニュイな陰を纏い、そしてシャイであって、顔は端正に整ってハリウッド男優のようで、重篤な怪我から復帰する意志の強さを持ち合わせている・・・もうどこまで神様は不公平なんだ、と思わせるくらいのスペックの持ち主ですが(もちろん怪我からの復帰は本当に良かったです)、今回エルベ・モローの為に振り付けられた作品「月光」はとても良かったです。
あくまで私の個人的な解釈ですけれど、一人の男が夜更けの誰もいない海岸で明るい月の光を浴びていると、何故だか月明かりの美しさや波の音、自然の中にいる自分の中の衝動に突き動かされ、その表現として舞う、そんな風に感じられました。何しろ観客席に向かってほぼずっと背を向けて(だからなんとなく舞台の奥が海なのではないか?と思ったのですが)踊るんですね。しかも非常に大柄なのに繊細、手足の長さを生かしたダイナミックな表現であるのに、感情的な何かを感じさせる、様々な要素が多重に折り重なっていて奥域が深く感じさせてくれます。そして彼の息づかいを感じさせるのも特徴のひとつだと思います、生で観れて本当に良かった。
で、全然知らなかったですし既にオペラ座は引退してしまったんですが、イザベル・シアラヴォラの脚線美は相当でした。とても40歳には見えないです・・・写真だと、その表情でずいぶん違った印象を持ちます、実際に踊っていると全然また違った魅力を感じさせます。物腰柔らかな、恐らくとても柔和な性格であろう事を予想させる優しさ溢れるダンスは新鮮な驚きでした。ラストで踊る「イン・ザ・ナイト」(ジェローム・ロビンス振付)では3組のダンサー(イザベル・シアラヴォラとバンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ、ローラ・エケとエルベ・モロー)が踊るのですが、シアラヴォラの美しさと柔らかさに惹かれましたし、エルベ・モローのスケールの大きさをより感じさせられました。
で、演目として、抜粋であるのに、最も心動かされるのは「アルルの女」(ローラン・プティ振付)なんですね、私の場合。
人間の狂気を描くとこういう風になってしまう、という怖さがあります。
全然知らなかったダンサー、アレクサンドル・リアブコとシルビア・アッツォーニが踊るんですが、圧倒的な踊りでした。カーテンコールで出演者全員で並んだりすると、背も低く、顔だちが整っているわけでもなく、存在感がずば抜けて高いわけでもない、全然普通の人に見えるんです(最も、エルベ・モローやドロテ・ジルベールというエトワールの隣に立って存在感を感じさせられる人なんてそんなにいないでしょうけど)。けれどアルルの女の中では狂気に駆られる人を演じているのですが、圧倒的でした。もちろんプティの振付の凄さま当然ありますし、誰でも踊れる演目ではないでしょうけれど、アレクサンドル・リアブコさん、凄かったです。DVDになってない天才ローラン・プティの傑作だと思います。
客席は良かったと思いますけれど、「アルルの女」の中で男性が大きく円を描いて回るシーンがあって、よくこの動きの場合に、演目によっては(全幕ものでもそういう事があるでしょうけど)拍手が入るんですけど、私はこういう拍手は無粋な感じがします。こういうエチケットとかマナーってどうなんでしょうかね。
それと、カーテンコールってバレエの場合何度もありますし、まぁそれはそれでこういうものかな?とも思うんですけれど、今回音楽が入っていて、音楽がかかる、というのは良かったんですが、何故か?マンボみたいな曲(?)だったのでちょっとびっくりしました。この公演の内容にあまりあってない、余韻を消してしまう感じで残念だと私は感じました・・・でも観に行けて良かったです。
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