井の頭歯科

ゴールデンウィークの休日診療

2014年4月30日 (水) 08:46

ゴールデンウィークはカレンダー通りの診療です。

井の頭歯科はこのゴールデンウィーク中は木曜日も診療いたします(明日の5月1日と5月8日)。

祝日の休日診療をされている先生方のご紹介です、武蔵野市歯科医師会では休日応急診療体制を行っております。

5月3日     池田歯科医院      51-4675

5月4日     緑町歯科医院      51-8241

5月5日     伊藤歯科医院      55-4660

5月6日     上田歯科医院      22-2211

痛みや困った事がありましたら、その日の担当の先生にご連絡ください。

「レゴ@ムービー」を観ました

2014年4月25日 (金) 08:10

フィル・ロード クリストファー・ミラー 監督   ワーナーブラザース

観に行った人が各所で絶賛なので観てきました。正直言ってレゴは昔遊んだ大好きなおもちゃですし、友人の子供にだって勧めているくらい知性を感じさせるおもちゃですが、あくまでおもちゃ、という認識でして、しかも映画化したって子供向けなんじゃないか?と感じていたので割合スルーしていたのですが、あまりに映画をよく見る人々のほぼすべてが大絶賛なので足を運びました。

で、本当に見て良かったです。もう個人的には今年のベストと言ってもいいんじゃないか?とも思ってます。とにかくとてもオススメ出来る素晴らしい作品、大人だけでなく、子供と一緒に観てもらいたい作品です。

すべてがレゴで出来ている、レゴの世界で生きるレゴ人形のエメットは、工事現場で働く、どこにでもいる、割合流されやすいお調子者です。もちろんその自覚はあるものの、何でもマニュアルを頼りに、陽気に楽しく暮らしています。しかし、工事現場にいる不思議な少女ワイルド・ガールと出会って・・・というのが冒頭です。

普通私は映画は字幕派なんですが、吹き替えの方が面白い、ということで吹き替え版を見ましたが、とにかく笑いました。そして笑った後にちゃんと心動かされました。吹き替えのテーマ曲が最高にイカしています、これも字幕では笑えなかった部分ですし、吹き替えの面白さを再確認しました。そういえば再結成したモンティ・パイソンも吹き替えの面白さがあってこそですよね。

視覚的にも面白く(本当に、目に映るすべてがレゴブロックで表現されています!)、それでいて笑いのセンスを感じさせます。レゴだけでできた世界を十二分に楽しめます。確かに、レゴに興味がない、という人もいらっしゃるとは思いますし、子供向けなんじゃないか?と思われる方も多いと思いますが、もちろん子供に向けた映画ではあるものの、大人の鑑賞にも十分耐えられる作りこみをしています。ネタバレはなしでの感想ですが、非常に作りこまれた世界を楽しみました。

レゴ、という自由な組み合わせを楽しむモノを、マニュアルでしか楽しめなくなってしまった(=大人)人にも、発想の自由を楽しむ事の素晴らしさを改めて味わえる作品です。ちょっとだけ言うなら、とてもメタ構造を持たせた作品になっていて、その部分も素晴らしかったです。

1番笑ったのは「3800円です」というセリフです、何が面白いのかを説明するのは難しいのですが、笑いました。

かつて子供だった人、今子供の人、レゴで遊んだ事がある人にオススメ致します。

「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」を読みました

2014年4月22日 (火) 09:10

想田 和弘著     岩波ブックレット

映画監督の想田さんの著作です。恐らく想田さんの映画の手法はドキュメンタリー映画監督フレデリック・ワイズマンの手法から学んだのではないか?と思うのですが、いわゆる観察映画と呼ばれる、BGMなし、効果音なし、ナレーションなし、という単純ですが事実を浮き上がらせる事にかけてはとんでもなくシンプルこの上ない手法を用いているのですが(当然受け手のリテラシーや知識、考え判断するチカラが求められるわけですが)、その手法をほぼそのままに使用しているドキュメンタリー映像作家さんです。ですので、非常にソリッドな映像体験が得られます。しかもその題材が選挙制度だったり精神病であったりと、割合タブーに近い部分を攻めつつ、ユーモアを忘れない部分に個人的な面白さを感じます。

そんな映画監督の想田さんが感じる日本の政治の動きで感じたことを綴った文章です。私は世の中には様々な意見があると思いますし、想田さんの意見に全面的に賛成というわけではないのですが、民主主義というシステムの日本における機能低下への危惧については意見を同意するものです。

民主主義という政治形態は非常に手間暇のかかる、主権者である国民の民度によって精度がかなり左右されるシステムだと思ってます。ナチスドイツを例に挙げるまでもなく、独裁を生んだのが民主主義とも言えるわけです。優れた独裁者の治世と、民度の低い民主主義の世界では、圧倒的に独裁が優位性を保つと思います。が、権力移譲の難しさ、腐敗することへの抵抗、など難しい問題が多く、トータルで考えて民主主義以上のシステムは今のところ存在していないと思います。近未来SFの映画や本では繰り返されるモチーフです。

その民主主義を捨て去ろうとしているように、想田さんには見えている部分が、私も気になる部分です。想田さんが言う「熱狂なきファシズム」に、興味がありました、私にもよくわからないからです。

想田さんの感じる違和感、そして自民党の憲法草案についての異論は、至極ごもっともです。というか私もこの本で知りましたが(すいません、そうは言いつつも自民党HPの草案を見たわけではないのですが)、憲法は基本的に国家権力を縛るための法律であって主権者である国民を縛る法律ではないのは共通認識であると思っていたので、とてもびっくりしました。自主憲法の成立は、非常に重要な案件ですし、私個人も基本的には賛成です。ですから、賛成だと感じる人が必要な人数納得させることが政治家の仕事でしょうし、96条を改正するためには96条を満たした上で改正するのが正しいと思います。

そのうえでの自主憲法の策定には、それこそ膨大な時間をかけての吟味が必要だと思います。与野党を超え、専門家の意見も鑑みたうえ、もちろん日本国籍を持つすべての人(は、言い過ぎなのかもしれませんが、実はすべての人の総意が、私は必要だと思います)が関わって納得すべき案件だと思います。護憲派、という人々がいるのは承知していますが、当然護憲派の意見も反映させた上での自主憲法こそ、日本国憲法の改正だと思うのです。護憲派の人たちの、議論をしない、テーブルにつかない、という態度にはかなり違和感を覚えますし、だからといって改憲派の、改憲派の言う通りに改憲すればそれで良い、という態度にも違和感を感じます。

どうしてもう少し玉虫色の決着を呑み込めないんでしょうか?

これだけ多数の国民が暮らしているのですから、様々な立場の人がいるでしょうし、玉虫色の決着は当然だと思います。その代り、様々な立場の人が、それぞれの立場を背景に、相手を説得させなければいけませんし、相手の立場を想像し、ある程度敬う態度が求められると思います。もちろん出来る限り多数での議論が望ましいけれど、実際は無理ですし議会制民主主義ってそういう想いを議員に託すわけで、それこそ重要な手段である選挙、ひいては議員へのコミットメントが必要なはずなんですが、そこに出てくるのがこの本で書かれている「消費者資本主義」です。

「消費者民主主義」という概念は非常に恐ろしいです。

私はここ数年でいつも思うのですが、難しい事を簡単にするサービスを提供することで対価を受け取る、という行為(まあ広く言えば高度資本主義社会と言えるかも)がそもそも似つかわしくない部分へ範囲が広がっていく事に抵抗を覚えます。誰だって簡単に分かり易くしてほしいですが、簡単にする、ということは単純化し、本筋以外を捨て去ることになりやすいです。その捨て去る部分にも大切な事は当然存在するはずなんです。

簡単な物事だけしか受け入れない人は、簡単なもの以外を考えることを拒否しやすくなると思うのです。そして、判断を下すことを避けるようになるのではないか?とも思うのです。簡単にしない事と向き合う事、必要だと思うのですが。こちらから理解しようと歩み寄る姿勢が必要になってきていると思います。現代の高度に発達した社会においてはおそらく、受け手でいる事が最も楽で心地よいのかもしれませんが、感情的にならずにもう少し冷静な判断をしながら、感情の発露、情動的カタルシスをうる為ではない、長期的視点に立った、とても煩雑で面倒なやりとりを経た、戦略的な結果を飲み込めるメンタリティが必要なんではないかな?と思ったりしました。自分でもできてないんですけれど。

いろいろ考えさせられる本です、社会学に興味のある方にオススメ致します。

松本歯科大学校友会東京都支部総会に出席しました。

2014年4月18日 (金) 08:56

校友会の東京都支部総会に出席してきました。私も理事として会計の仕事をしています。

無事に総会も終わり、その後高橋 英登先生のご講演がありました。高橋先生は非常に分かり易い口調で、大変ためになる講演をしていただきました。いかに患者さんに理解していただくか、もしくは歯科医師側からの努力がもっと必要ですし、新たな技術への取り組み、そして医院を経営していく難しさと、希望に満ちたお話しをしていただきました。

個人的にはとても楽しく刺激を受けた講演で、また新しい技術を学びに行こうと学術講演の予約も入れました!また参加のご報告も致します。

久しぶりに!

2014年4月15日 (火) 08:34

松本歯科大学アメリカンフットボール部のOB会に参加してきました。

私もOBなんですが、以前は人数もそれなりに居たのですが、残念ながら現在は11人で行う普通のフットボールではなく、歯科大生のアメリカンフットボールの大会は人数の低下により7人制になっています。で、練習にも参加しましたし、学生のアサイメント(アメリカンフットボールの作戦をアサイメントと言います)を見させて貰ったんですが、非常に難しいと感じました。人数が少なくなった分、1人1人の責任がとても大きく、わずかなミスが全て得点に繋がってしまうプレッシャーがあります。しかも、試合経験がとても少なくなっているので、プレーする楽しみや、練習してきた成果を出す場が少なくなっている事が残念です。現役生には是非頑張って貰いたいです。

OB会では久しぶりにお会いする先生方も多く、みなさんお元気で良かったです。それぞれの先生の仕事のお話しも聞けましたし、卒後20年という節目も感じました。OB会では私が現役の頃の試合のDVDが流れたのですが、懐かしかったです。

学校もとても綺麗に改装されていて、ただただびっくりです。学生さんたちには学業にも頑張って貰いたいです。

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