井の頭歯科

「アメリカン・マーダー 一家殺害事件の実録」を観ました

2020年10月20日 (火) 09:18

ジェニー・ポップルウェル    Netflix
2018年8月13日昨夜遅く家にシャナン・ワッツを送り届けた友人が、翌朝、彼女の不在を不審に思って警察に電話するところから事件が始まります。シャナン・ワッツは結婚していて、夫と2人の娘がいるのですが、電話にもメールにも家の呼び鈴にも反応が無く、しかも彼女の車は家に止まっています。彼女は何処へ消えたのか?事件なのか?家出なのか?と言いつつ、タイトルで既に分かりますよね・・・というドキュメンタリーです。事件発生当時の防犯カメラ映像やSNSや警察の捜査映像だけで出来上がっているのが、特徴です。
で、犯人はかなり初期の段階で分かります。しかし、この作品はドキュメンタリーですので、犯人捜しのミステリーではありません。どちらかというと、生の、その時の、人物の顔や、行動が、当時のままだ、という事実性に尽きると思います。
私は隣家の映像が出てくる12~3分で犯人が分かっちゃいましたが、その辺から、顔の表情に注目しました。で、何とも言えず、とても思考がぐるぐる回りはじめます。
ネタバレは致しませんが、個人的には、とても悲哀を感じる作品。何と言えばよいか、凄く言葉を選びますけれど、非モテのルサンチマンの根深さ、家族になじられる悲惨さ、大変ヘヴィだと思います、特にこの人の場合は、という事ですけれど。
アメリカン、となっていますけれど、日本でも全然同じである事が、統計からも読み取れます。
実録、に興味のある方にオススメ致します。
しかし、それにしても、この被害者女性の、幸せへの強迫観念にも似た、こうあるべき、という信念の強さは、当たり前でしょうけれど、凄くアメリカンな感じもします。殺人行為を庇う事は出来ませんし、判決に際して裁判官の言う「私が関わった事件で最も酷い」はその通りだと思います。
女性が良く言う、男性はいくつになっても子供を持てる、という言葉は、確かにその通りかも知れません。しかし、その可能性を抱えたまま、行為には及べないまま、年を取る事の苦しみに対する理解はかなり少なく感じます。70歳でも性的交渉を持てるかもしれないが、子供を産むのは女性であり、妊娠可能な年齢の女性と、つまり40歳くらい年齢が若い女性と性的交渉を持つ事が出来る男性が世の中に何人くらいいるものなのでしょうか?また、それが善き事とは思えないのも、考えさせられます。
警察は優秀だと思いました。ウソ発見器を操る方の言葉巧みさ、誘導尋問の上手さは説得力がありました。
私の住む日本でも殺人事件は、およそ家族間で行われているし、殺害されるのは女性が多く、殺害するのは男性です。
宮台真司先生の言う『男性は世界を変えたがり、女性は自分を変えたい』という名言は、ここでも立証されていると思います。
ドキュメンタリーは嘘をつくわけですけれど、それでも、何故殺jン行為まで進んでしまうのか?が気になる方にオススメ致します。

「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読みました

2020年10月16日 (金) 09:11

ダグラス・アダムス著   安原和見訳   河出文庫
今、ちょっと忙しく、なかなか自由な時間がありません・・・
自由な時間は作るモノ、なんでしょうけれど、作れないのが現状なんです・・・もう少しいろいろ決まったらご報告もしなければいけないのですが、ちょっと前に読み終わった本の話しです。
頭が疲れているので、少し緩めたいと思い(注  この疲れている、は個人の見解です 読者の疲れているとは異なる可能性があります)、手に取ったのが、凄くバカバカしい事で有名な、しかし、読んだ事が無かったので古本屋で手に入れた「宇宙ヒッチハイク・ガイド」です。
銀河で出版されていて、しかし辺鄙の星地球では販売されていない、とても有名な、銀河をヒッチハイクする人の必需品のひとつが、バスタオルと共に必要な書籍「銀河ヒッチハイク・ガイド」です。しかし、地球に住んでいるアーサー・デントはその存在を知らないばかりか、自宅が今まさに取り壊される危機に立たされていて・・・というのが冒頭です。
とても、とても、バカバカしいSFなんですけれど、とてもおかしくて笑えます。よくある偽史モノにも似た感じです。それを宇宙規模で行い、且つ、とてもブラックなジョークに満ちています。頭空っぽで読むことは出来なかったですけれど、大変面白おかしく読めたので、リラックスになりました。
今は、とても、バカバカしい事が出来ない時代の空気を感じます。そもそもバカバカしい事をやる自由、というものを許容するのが大人の態度というモノだと思いますけれど。例えば時の権力者を揶揄する事は権力者なのだから受け入れるべきなのでは?と思います。それを閣議決定ってホントにスゴイ時代だと思います・・・
官僚システムって、この様子だと、辺鄙な星・地球だけでなく、宇宙でも、とても一般民にとって幸せをもたらさないけど、無いと大変、という付き合わざるを得ない存在で組織なんだなぁと痛感致します。
銀河ヒッチハイク・ガイドの表紙には、DON’T  PANIC!と表記されています。
私もパニクらないようにしたいです。そして、真理は42!←なんのことだかワカラナイとは思いますけれど、そういう事です。
SFが好きな方にオススメ致します。

R.I.P

2020年10月13日 (火) 09:35

今とても忙しく、いろいろまたご報告致しますが、とても悲しいニュースだったので。

また、本当は、その存在が消えたから、何かのアクションを起こすのは、とても下劣な行為で下品だとも思います。生きているうちに、何をしたのか?なにを伝えたのか?だと思っていますが、それでもあまりに大きな存在だったので・・・

みんな好きな曲があると思いますけれど、私にとってはこれ。だけじゃないんですけれど、ぱっと思い浮かぶのがコレ。

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