今年もよろしくお願い致します。
なんだかんだでこのブログは2008年12月に始めたのですが(その後2010年6月に今の形になりました)、15年も続いている事になります・・・
なんか急に怖くなってきました・・・こんな頭の悪い文章丸出しで15年ですよ・・・
そういう時は人間が発明した中でたった2つの良い事の一つである歌を聞こうと思います。
今頃、何故かブーニンを聞き始めました。
凄い!と思うのですが、ピアノの世界に詳しくなくて(土の世界にも詳しくないです)。これから勉強したいと思います。
凄く嬉しさ、ピアノを奏でる楽しさに満ちた演奏。
本日の診療で今年の診療を終了しました。
今年は3月にとある総会で本当に心身共に疲れ果て、6月までの任期を何とか終え、11月には指導と激動の1ねんでした・・・まだいろいろ体に疲れが残っていますけれど、何とか体調を崩さずに1年間過ごせました。
その割には、映画館で18本、U-NEXTさんで40本、Netflixさんで23本、AmazonPrimeVideさんで10本、友人から借りたり友人宅シアターなどのDVDで観たのが8本、径99本観れました、あと1本お休みの年内中に観れたら嬉しいです。
その中でも2022年公開映画は41本でした。1ヵ月に3本新作を観れたら、1年間で36本なので、一応のノルマと課していますけれど、無事にノルマも果たせました。
そんな中での、個人的な私の2022年のベスト10を、今年も。
10位 ベイビー・ブローカー 是枝裕和監督
私の中で映画監督の巨匠になってしまいました。ホントに凄い映画監督。そして、今作が是枝監督のベストではないけれど、それなのに凄く魅せる!こういう部分が好きですし巨匠だと思わせてくれます。たくさん映画をこれからも撮って欲しいです。そして、ソン・ガンホさんがもうサイコー。私は本当の家族よりも疑似的な家族や繋がりの方が尊いと思います。
9位 ロスト・ドーター マギー・ギレンホール監督
初監督作品でこの出来栄えですよ、本当に才能のある方ってスゴイ。これはある一定の年齢になった方には刺さる作品ですし、それが女性なら、なおさらだと思います。そしてオリビア・コールマンの演技凄すぎる。ダコタ・ジョンソンも素晴らしかったし、あの一撃!
8位 ピースメイカー ジェームズ・ガン監督
これはHBOというアメリカのテレビ局のドラマなんですけれど、あまりに面白く、そして映像作品として今年の記憶と刻まれるべき作品なので。オープニングのダンス、サイコーですし、何というか人間味に溢れたダメな愛すべき人の話しなんです。私はあの髭もじゃの人が好きです。もう本当にダメでサイコー。
7位 THE OFFER
これも同じくドラマなんですけれど、あの名作「ゴッドファーザー」の映画プロデューサーの視点で、映画が出来上がっていくまでを追った映画制作秘話みたいな話しなんですけれど、本当に面白い!そしてこんな感じで映画が出来上がっていくのだというのを知る事が出来ました。中でも、私が普段なら好きになれない性格なのに、映画を製作するという1点において素晴らしくサイコーなエヴァンスがサイコーです。あと、これはスーツ映画です。テクスチャーまで想像させる、上質な、スーツ映画です。
6位 マイスモールランド 川和田恵真監督
正解がないにしてもここまでの現状とは、という事を知れると同時に、嵐莉菜さんというDaisy Ridleyさん級にめちゃくちゃ主役のオーラを感じさせる女優さんです。演技も最高です。もうこの人が出演するなら必ず映画館に駆けつけないと、と言えるくらい好きになりました。この主役感はなかなか誰もが出せるレベルじゃないです。しかもこの監督は、是枝監督の門下生で、これが初監督作品。恐ろしい。
5位 リコリス・ピザ ポール・トーマス・アンダーソン監督
映画館で観れて本当に良かった。2022年で思い出される映画館体験になりました。映画の素晴らしさが随所に現れてくる傑作!こういう映画をポール・トーマス・アンダーソン監督が撮るなんて!という驚きと共に、忘れられない傑作。こういうのをオシャレと呼ぶんだと思います。そして名優フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンを観れた最初の作品。そしてブラッドリー・クーパーの忘れられない演技が。思い出すだけで笑えます。
4位 バビ・ヤール セルゲイ・ロズニツア監督
こんなに衝撃を受けた作品は無いです。それも過去の映像のフッテージなので、意図してない映像を編集しているだけなんですけれど、まさに衝撃としか言いようがない映画。流石シアターイメージフォーラム。もう少し私はシアターイメージフォーラムに通わないと、と思いました。世界は知らない事で満ちています。でも知らないというのはある種の罪なのかも、と思わせてくれます。しかし本当に衝撃。これ学校で高校生くらい全員に魅せるべき作品だと思います。普通なら2022年のベスト1です。
3位 スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ジョン・ワッツ監督
この映画を観る為に、僅か1週間の間に、過去作品を7本観ました。そして満を持して映画館でこの作品を観たのですが、映像体験と脚本の愛で見事にヤラレマシタ。正直、しーぱーヒーローの映画だと舐めていたわけですけれど、凄く真剣に素晴らしい作品に仕上がっています。メタ構造でなかなか難しい作品なんですけれど、そして非常にエモーショナルな作品なんですけれど、最高でした。これも映画館で観れて良かった。で、普通ならこれが2022年のベスト1なんです、けど。
2位 RRR S・S・ラージャマウリ監督
もう最高に大好きな作品で、これがエンターテイメントな映画の頂点でもいいんじゃないか?と思わせるくらい素晴らしい作品です。あまりに凄くて、よく考えたら感想にまとめてなかったです。もうとにかく万人に向けて、しかもエンターテイメントが好きな方なら老若男女問わず全員にオススメ出来る傑作です。年末から吉祥寺アップリンクでもかかるみたいなので、是非また観に行きたいです。ですから普通なら2022年のベストはこの作品なんです。でも
1位 ゴーストバスターズ/アフターライフ ジェイソン・ライトマン監督
2022年に最も心に刺さった私のベストはこの映画でした。もちろんRRRも最高ですし、バビ・ヤールも忘れられない作品ですけれど、中学生の頃、映画が好きになった作品で今見返しても、そしてジョン・ベルーシの代役で始まったとはいえ、今ではビル・マーレイの代表作を、愛を持って作り上げたジェイソン・ライトマン監督。お父様のアイヴァン・ライトマンから譲り受けたというのも最高です。そして、映画館であんなに目から水が出てきたのって無い体験でした。恥ずべき事ですが、これは耐えられなかったです。
来年はもっと気楽に映画を観に行きたいな。残り少ない人生なので、もっと1秒を大切に使いたいです。今後はもう少し個人的な時間を有効に使いたいです。
とある方からいただいたCDでMETERSの1stアルバムをいただいたので、聞いています。
カッコイイ~
また再始動です。
歯科医師会の理事職を退きました。結局いろいろな方にご迷惑ばかりおかけする形になり、今後は一会員として会務にご協力出来ればとは思います。組織を運営するって物凄くいろいろな意味で大変なのだ、という事が良く分かりましたし、自分の能力の無さにも愛想が尽きましたが、それでも生きている訳で、もう少し好きな事に、興味のある事に、残り少ない時間を費やしたいです。
それでも、組織を形成する中の人を経験出来た事は良かったです、ただ、自分には全く向いていない事もよく理解出来ました。今後は組織にはあまり関わらないよう(それが結果、組織の為であり、自分の為だと思います)にしていく所存です。長く組織に残れて仕事ができる人ってスゴイですよね。求められ、責任を負う、人間として尊敬出来ます。
今年も半分終わってしまいましたが、これからは映画も、本も、マンガも、いわゆる文化的な事にもう少し触れそうです。
気分転換に感想は纏められなかった作品を列挙しておくと
・ちょっと思い出しただけ 松居大吾監督
・ベイビーわるきゅーれ 阪元裕吾監督
・PITY ある不幸な男 バビス・マクリディス監督
・バルカン超特急 アルフレッド・ヒッチコック監督
・シン・ウルトラマン 樋口真嗣監督
・THEバットマン マット・リーヴス監督
・バトル・ロワイヤル 深作欣二監督
・マリグナント ジェームス・ワン監督
・スモール・アパートメント ジョナス・アカーランド監督
・トップガン・マーヴェリック ジョセフ・コシンスキー監督
・失われた週末 ビリー・ワイルダー監督
・ピースメーカー ジェームズ・ガン監督
ピースメーカーのOPはずっと見てられます。
です。
もう少し映画館や美術館に行こうと思います。
え~とにかく疲れてしまい、全然集中力が続かなくなってしまいました・・・映画を観ようという気持ちにスイッチが入りにくいし、集中出来ないと作品に対して申し訳ない感じになりますし・・・感想も全然面白くないモノになってしまいそうで・・・
と思っていたら、U-NEXTさんに、あの内田けんじ監督の「運命じゃない人」が追加されていて!という訳で、観ました。
「運命じゃない人」
内田けんじ 監督 PFF
かなり前に観た作品ですが(と思ってブログを振り返ってみたのですが、新しくしたこのブログ2010年6月からってもう12年以上前じゃないですか・・・その前のブログが2008年12月から続けているので、え、もう14年も続いているんですか・・・え、14年も恥をさらし続けて・・・)凄く楽しく観返せました。流石の脚本の練り上げ方!ハリウッドに対抗出来るのは脚本のチカラと編集だと思うんですよね。CGがどんなに何でもできるとしても、結局実写には敵わない事は壮大で莫大なお金をかけてクリストファー・ノーラン監督が証明しつつありますし。でも、もちろん流行りの問題もあると思いますけれど。
タランティーノの編集が好きな人なら是非のオススメ作品です。しかも割合ハートウォーミングだと思います。短いけれど、試運転中なんで。とにかく、精神的に疲れが続いています・・・
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