リュ・スンワン監督 CJエンターテイメント Amazonprime
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 13/35
いよいよベテラン2が公開され、早く観に行きたいのですが、なにしろ1を観てないので・・・と思ったら、やっとAmazonprimeにベテラン来ました!というわけで観ました。
すっごい成金趣味の夫婦(?)が車のディーラーが集まっている販売場に・・・というのが冒頭です。
さすがリュ・スンワン監督作品!そして2015年公開の映画ですけれど、すっごく、エクストリーム・ジョブを連想させる映画でした。でもエクストリーム・ジョブは2019年の作品なんでこちらが本家なわけですね!
ファン・ジョンミンが無茶苦茶にカッコイイ作品で、今まで見てきた映画内韓国警察を見直す、素晴らしい活躍です。
それだけに、悪役が重要なんですけれど、この設定が上手い。ラストの展開も、何と言いますか映画「クロニクル」を思い出させる感覚があり、素晴らしかったですし、テンポも良かった。
1点、警察署長の最期の登場シーンの緩急はこれは省いても良かったのではないか?と思いましたが、おおむね大満足の映画。
エンタメでここまでちゃんと映画に出来ている韓国、日本映画界はかなり水をあけられてしまったな、という印象をさらに強く感じさせられました。頑張って欲しい!
けど、今現在2025年4月の日本の映画館の予告されてる作品、シネコンの中でスクリーンを占めている作品のレベルが・・・つまり受け手、観客が求めているモノが幼いが為にこういう事になっている訳です、非常に残念。もうハイティーンくらいの、泣ける、が宣伝文句の、原作が漫画もしくは小説の、恋愛モノは、もう少しスクリーンを圧迫しないで欲しいけれど、そういう文化なんですよね・・・
うちの国の誇れる文化って、ナンシー関が言う「ヤンキーとファンシー」でしかないし、結局のところ歴史が古い、というだけで慣習とか因習に捕らわれていて、個人が存在しない、世間の目、法の支配じゃなく、慣例が支配する国なんですよね・・・その上で、誇れるものって、多分本当に、可愛い、しか無いんだと思います・・・
エンタメ作品が好きな方に、オススメします。