ちょっと前後しますけれど。とにかく仲代達矢さんが亡くなられてしまいしばらく追悼で。
黒沢明監督 東宝 U-NEXT
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 43/113
追悼・仲代達也さん・・・
現実に受け止められないのですが、亡くなられてしまいました・・・年齢的にも、出演や指導でも、多大な影響と多くのすぐれた作品を残された方ですが、亡くなられてしまう感覚が無かったです。
知らない作品もいっぱいありますし、私ごときが勝手に悲しがるのも凄くおこがましいのですが、追悼で、2人の仲代達矢さんが見られるこちらを。
甲斐武田信玄が天正元年に西進して城攻めをしているのですが・・・というのが冒頭です。
物凄く前に、流し見した事があるのですが、覚えていないので、初見のような気持ちです。
仲代達矢さんが武田信玄と影武者を演じています。
しかも、山崎努さん、萩原健一さん、根津甚八さん、あの幻の湖の隆大介さん、大滝秀治さんと、豪華キャストですけれど、それ以上に、莫大な予算が無いと出来ない、戦国時代の合戦が、城攻めが、武家屋敷の生活が見られる映画です。
広大な原野に、馬や人を当時の衣装を着せて、命令通りに動かすの、めっちゃ金がかかりますけど、その上、どうやって撮ったんでしょう?というくらいの、風景、光の差し込み、空模様が合わさっている絵が、物凄いです。驚愕。
ただ、ストーリーは、正直そこまででもない感覚がありますし、幻の湖の笛着想はこの作品なんでしょうね。私個人は橋本忍に対してちょっと評価が下がってしまいましたし、計算ってって言う程の計算じゃないな、というのが私個人の感覚で、まぁでも凄い人ですけれど、ストーリーはもう少し練れたかもしれませんが、見せどころというか、いろいろあり過ぎて、3時間は確かに仕方ないし見どころしかないとも言えるけれど、それは逆に言うと、興味が無い人を惹き付けられるか?と言われると疑問も感じます。
でも、とにかくお金がかかっている。
そして二面性のある仲代さんが観られて嬉しいです。
仲代達矢さんが好きな方にオススメ致します。
謹んでご冥福をお祈りいたしますと共に、残された作品を味わいたいです。
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