トビー・フーバー監督 MGM U-NEXT
2026年公開映画/2026年に観た映画 目標52/120 7/27
とても親しい、映画のみならず文化を愛する人たちと直接会って話しをする事は非常に楽しいですよね。胸襟を開いて話しが出来ますし、文脈文盲さんに気遣う必要もない、直接的な単語を、割合そのまま使えるので話が早く、同じものを観ていて、同じ文化を知っているだけで、パラフレーズして理解出来るスピードが格段に上がるので、大変に知性を興奮状態にさせられます。
そんな友人たちと話していた時に話題に上った映画が、悪魔のいけにえ、THE TEXAS CHAINSAW MASSACREだったわけで、私もつい先月、映画館で観る事が出来ました。
で、2があり、これが、この監督の評価でいろいろ意味がある、との事。早速観る事にしました。
前作の特筆すべき所はいろいろありますが、最も突き抜けているのは、説明が無い、という事に尽きると思います。斬新なキャラクターも多いですし、ギミックも素晴らしいし、美術も凄いのですが、やはり説明が無い事が最も凄い。
で、その12年後の話しです。
1973年8月18日の午後・・・つまり前作の事についての字幕が流れるのが冒頭です。
良い意味で、凄く1980年代の映画です。そして悪い意味でも、とってもジャンクな時代の80’sな映画・・・
とにかく、80’s。
恐らく、キャスティング、頑張ったんだと思いたいし、もちろん声はかけたと思いますが、前作からの人は1名だけ、です。これが大問題。
そして新たなヒロインというか、まぁ実質主人公なんですけれど、この人の演技が・・・オーバー過ぎる・・・でも80年代の映画って、そう・・・
観ていて最初に連想、思い出したの、グーニーズです・・・スピルバーグ製作ですし、監督はリチャード・ドナーですけれど、そして今だと全然評価が違うんですけれど、正直、中学生だった私からすると、子供騙し、な作品なんですよね・・・
で、でもそういうのが80年代の映画の良い所でもあるんです。
ただ、この「THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE」という作品において、80’s的な雰囲気があっているか?と聞かれたら、まぁ前作の出来栄えを考えると、全く違った作品になってしまっている、という事は言えると思います。
何故なら、説明されない、なんなら本当にあった、映ってしまった出来事、のような生々しさが特徴だったのに、凄く良く言えば80’s、悪く言えばジャンクっぽく見えるし、なんならチープ。
で、私はホラー作品に愛が無いから言葉がキツイかも知れませんが、どうしても、このチープさとかまで愛せる事に理解が及ばない。正直この作品の良さもあるけど、それはかなりの偏愛に近い感覚です。だって前作のクオリティ、どう考えても次作がこれだと、前作を含めて貶める事になるから。しかも監督が同じだと、どうしても全体の評価が下がる事になる。
しかも役者の演技も前作とは比べ物にならない、安っぽさが全面に出て来ていて、それをこそ80’sと言えばその通りなのだが、前作とに繋がりが感じられない、上っ面だけの関係性になってしまう・・・
そして肝は、レザーフェイスの、造形含めて違う人をキャスティングするようでは、厳しいと思います・・・特に前作の義歯の怖さ、そういうディティールの怖さが全くなく、凄く安易なスプラッターに寄ってしまっている様に、見える。
チェーンソーというマシーンの恐ろしさがまるで感じられないし、脚本がダメな気がします。特にレフティの出てくるタイミング全てが、わざとらしい。必然性が無い。
でも監督はOKテイクを出しているわけで、もうそういうモノを楽しむのがホラーファンなのかも。
なんでラジオ局で息の根止めなかったのか?とか全然ワカラナイけれど、そういうのが80’sとも言える・・・
80’s作品が好きな方にオススメします。