光武蔵人監督 FUKUZOU PRODUCTIONS U-NEXT
2026年公開映画/2026年に観た映画 目標52/120 7/28
光武監督のフィルモグラフィーで残っているのはあと1つ、と勝手に思ってたのですが、最初の作品を観ていたにも関わらず、感想にまとめてなかった!ので改めてみてまとめてから、最後のピースを埋めに行こうと思います。
銃声が響き渡る中・・・というのが冒頭です。
これははっきりと、処女作だと分かる作品。ある意味拙いかも知れません。しかし、限られた予算の中で、最大限、自分のやりたい事を詰め込み、そして映画に仕上げて見せた光武監督の覚悟が見える作品。
原作はちゃんとありますし、限られた空間を最大限に生かした演出で脚本です。
そして、これは今後も続く光武監督節とも言える哲学的な問いもあり、イイです。
演者の方の顔も良かったですし、何と言いますか、構図に拘りも感じました。
私は特に書籍だと、処女作にはその作家の作家性はほぼ必ず出る、と思っていますけれど、時々、その作家性を変化させる方がいますけれど、光武監督も、成長という変化を見せてくれる数少ない方だと思います。普通はずっとその作家性を引きずるモノです。そしてその引きずり具合がその人の色とか特色になって行くわけですけれど、それを昇華させて、更なる何かを取り込んで変化させていくのは凄い事だと思います。
かなりシリアスな脚本を映像化させるのはなかなか骨が折れると思いますが、やってのけたのは凄い。
ノワール映画でもあります。
なんで複数形なのか?でもう。
ホモサピエンスのある種の良心を持ちつつ、けじめをつける事の意味の深さを考えてしまう作品。
密室劇が好きな方にオススメします。