デヴィット・コープ監督 コロンビア
私は好きな監督さんや俳優さんが出演や関わっていると割合無批判に好きになったりしてしまう事があります。最近で言えば特にライアン・ゴズリングさんとジョセフ・ゴードン=レヴィットさんが出演されているとかなり好きになってしまいます。監督さんで言えばジャン・ピエール―=ジュネ監督やテリー・ギリアム監督作品、エドガー・ライト監督作品もかなり好きです、最も映画は本当にたくさんありますので、あくまで私の知っている狭い範囲の中の話しですけれど。
劇場公開されなかった作品なので、知らなかったのですがジョセフ・ゴードン=レヴィットが出演しているので見ました。相変わらずカッコイイです。
ニューヨークで自転車のメッセンジャーの仕事をしている自転車乗りのワイリー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は友人のルームメイトであるニマから仕事の依頼を受けますが、なにやら非常にシリアスな雰囲気です。早速仕事に取り掛かるワイリーに突然邪魔が入り・・・というのが冒頭です。
自転車でのメッセンジャーという職業が存在している事実は知っていましたが。、ここまで過酷なものとは知らなかったです。また演出が非常にタランティーノ的であり、その見せ方は非常に上手いと感じました。ありふれた日常世界の中でのドラマ性という意味でも、良かったです。
ワイリーの人は良いけれど非常にこだわりのある性格が徐々に依頼者の事情を知って、その上で危険に身を投じていく姿がイイです。そして、敵対する刑事役のマイケル・シャノンの演技が素晴らしいです、まさに狂気に捕らわれた人間でして、この人を知ったのは「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」サム・メンデス監督でしたが、この時も非常に印象に残る演技でしたけれど、いい役者さんです。
アクションシーンも多いですし、とても褒められた仕事姿ではないんですが(特に車を運転した事がある方なら誰でも1度くらいは自転車を怖く思ったことがあると思います)、だからこそのロマンがあると思います。
何かを伝える、という事にロマンティシズムを感じられる方にオススメ致します。
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