岡本喜八監督 東宝 U-NEXT
2026年公開映画/2026年に観た映画 目標52/120 1/13
未見の岡本喜八作品を観て行こうと思って。
まず同名の映画があったりします。そちらも有名な作品のようです。
岡本喜八組のオールスターキャストもっとも初期作品なのではないでしょうか!もう既に凄く重要な役で、天本さんも佐藤允さんも出演されています。
そして主演鶴田浩二、助演の宝田明さんのハンサムさ!これは人気あったの理解出来ます。
そしてここに、掟、みたいな部分、任侠的な物も絡んできます。
雑居ビルの上層階の扉の前に立つ不審人物の黒い手袋と包帯が印象的な男が拳銃を構え・・・というのが冒頭です。
そして社会の中の悪、でありながらも矜持がある男の板挟み、スリリングであり且つサスペンスフルなんですけれど、最初のスタッフ紹介時の画面の不安定さ、ただ路上の縁石を写しているだけなんですけれど、この部分、非常に上手いと感じました。カメラの動きだけ、人も映って無ければ、生き物すらいないのに、めちゃくちゃ不安にさせる。
それでいてストーリーは非常にテンポが速い。ただ「結婚のすべて」にも出演されていた学生の、ほぼ同じ役の方の出演されている場面は、テンポ優先の為か?聞き取りにくい部分もあるのですが、コメディリリーフとして機能はしているのでそれほど気になりませんでした。
とにかく、鶴田浩二がずっとカッコイイ。なんならその兄貴分である須藤を演じている平田昭彦さんがさらにカッコイイ!初めて観た俳優さんだと思いきや、なんと芹沢博士だったとは!!驚きです。
また、とある人物の父親を演じた方、高堂国典さんの迫真の演技も心に残ります。非常に重要なポイント、もっとも説得力のいる、この映画の中の最も重要な、ある人物の変心に説得力を持たせるのに絶対に必要な場面。演者はかなり難しい事が求められるのですが、全然知らなかったんですけれど、黒沢監督の好まれる俳優さんで、納得。
任侠モノの進化バージョンと感じました。
さらにここに市井の人としての、町工場の工場長として三船敏郎が、渋い。この普通の人を出す感覚も素晴らしい。
鶴田浩二さんが好きな方にオススメします。
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