井の頭歯科

「シークレット・ヴォイス」を観ました

2022年9月30日 (金) 09:29

カルロス・ベルムト監督     クロックワークス     Netflix

 

 

 

カルロス・ベルムト監督は「マジカル・ガール」のデビュー作から恐ろしいまでの完成度で、ジグソーパズルのラスト1コがハマらない感覚になる(←比喩じゃなく)物凄い完成度なんですけれど、今作のわけのわからなさ、はちょっと強烈でした・・・

浜辺で横たわる女に心臓マッサージをする女、すると!というのが冒頭です。

歌手になってみたい、という人が好む映画、スペイン語の曲が好きな方、にオススメします。

正直、何が起こっているのか?全然分かりませんでした・・・これは4人の女性の話しなんですけれど、私には理解不能で、もう私からすると、見えているけれど、その意図が不明過ぎて気持ち悪くなる感じがします。字幕もありますが、読めるんですけれど、意味が分からないのです・・・これ、女性が見たらどう見えるのか?凄く聞いてみたいです。

以下、ネタバレかつ、不満というか?何故意味不明なのか?を探る文章なんで、ほとんど不快な感覚になりますので、基本スルーでお願いします・・・

 

 

アテンション・プリーズ!

 

 

 

 

不快な文章で映画紹介になっていますので、興味のある方だけお読みください・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、かつての偉大な歌手リラ・カッサン(本当に、演出上仕方ないんですけれど、手の甲とかって年齢を如実に、分からせてくれますよね、この方凄く顔は若く見えるけれど、多分50手前くらいなんじゃ・・・設定的には多分30代後半?)は10年くらい前に突然引退(後に母親の死のショックが原因)、しかしレコードの印税での生活も続かなくなり、マネージャーのブランカ(女性でリラよりもさらに年上)により復帰コンサートの準備中だったのに、病室で目覚め、記憶喪失になっている、という所から、物語は始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ええ、なんとなく、憑依したんでしょう、乗り移ったんでしょう、そんな感じで自分の顔やら触ってる。だとすると、この冒頭では誰から、何が、乗り移ったんでしょうね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、この記憶喪リラ・カッサンに、歌真似する素人女性ユーチューバーのヴィオレッタ(割とファンである事に躊躇や恥じらいも無く、寄せるタイプで、性的関係へのハードルがゆるい・・・設定としては多分40代前半【若い時に産んだ娘が23歳なんで】)をリハビリに呼んできます・・・この人選ミスというか、素人かよ!というツッコミは置いておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、だんだん思い出していくし、踊れるようになってく、ように見えるけれど、それほどはっきりした描写も無いんですよね・・・結構な有名な復帰コンサートなら、もう少しちゃんとしたスタッフとか会場とかいろいろ人が出入りすると思うんですけれど、それももう脇に置いちゃいましょう。とにかく、リラ・カッサンの復帰コンサートの為にブランカは尽力している(ように)見えます。復帰コンサートなら、多分、新曲とかプロモーションとかいろいろあるとも思いますがね・・・そういう部分も、目をつむりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃ヴィオレッタは娘23歳にして、中二病真っただ中な俺様何も仕事してない金が欲しい時は自分を傷つける真似してヴィオレッタから金をくすめるマルタはヴィオレッタから相手にされなくてやさぐれて、友人とケンカしたり殴られたりしているのですが、母親を付けて、有名人リラ・カッサンと母親が関りがある事を突き止め、ヴィオレッタを詰問、リハビリの件を聞いて取った行動が、テレビ局に情報流して金儲けヒャッハー、というこれまた中二病全開の頭の悪さ・・・も置いておきましょう・・・もうミンナスキニスレバイイヨ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、最後のリハビリで、実はリラ・カッサンは母親の歌を盗作、んでヴィオレッタも娘を産んだ時に歌手活動やら作詞作曲活動を停止していた、という驚くべき事実が発覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

や、確かに知らなかったけど、別にそんなに驚く事じゃないし、そのクオリティがどの程度なのか?が問題だろ、というのは多分野暮なんでしょうね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、リラ・カッサンに指導していたヴィオレッタは急に歌い上げてたらコンサート会場になってて、しかもヴィオレッタ・カッサンのコンサートになってたよ!驚き!!!展開の飛躍!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっと、現実にはリラ・カッサンは居たんだよね?リアルな偉大な歌手なんだよね?その復帰コンサートなんだよね?どうしてヴィオレッタ・カッサンという別人というか別名義をみんな簡単に受け入れているの? あと、10年前に引退→復帰コンサート目前→記憶喪失(誰かの記憶や曲を奪った?)→ヴィオレッタを探し出した、という順番なはず(冒頭の場面は、あるならラストのリハビリの後)。なので、記憶喪失は本当に意味も無く、記憶喪失なの?そんなに都合よく?んで復帰コンサートに別人、もしくは別名義が出てきたら普通客は帰るか暴動じゃないの?なんでみんな都合よくヴィオレッタを受け入れてるの?ヴィオレッタにリラが乗り移ったのだとしたら、また最初から売り込みにいかないといけないんじゃないの?中二病を23まで引きずってるマルタが都合よく死んじゃうのなんで?こういう人は絶対自分じゃ死なないタイプなんじゃ?ブランカは何処まで何を知ってたの?というか多分全然知らなかったんじゃ、とすれば必要なのは歌真似ユーチューバーじゃなくてちゃんとしたボイストレーニングとかバンドとの練習とか、過去の映像とかなんじゃないのか?ブランカのマネージャーのレベル低くないか?とか、とにかく、ぐるぐる気になる事や辻褄の合わない事が多すぎて、気持ち悪くなってきました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶喪失になってリリがリラを思い出したのだとしても、急過ぎない?都合良過ぎない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく、乗れない作品だった・・・あ、歌は悪くないけど、2019年の作品でスマートフォンを使ってるから多分どんなに古い時代設定でも、2009年の10年くらい前は1990から2000年代で、まぁ確かにウィスパーヴォイスもあったとは思うけど、曲調とかが何気に年代が古臭く感じるんですよ・・・曲が古いっていうか、ダサい・・・あ、本人も言ってるけど、振付も結構ダサい・・・歌は悪くないんですけれど、ね・・・それに、髪型もどうかと思うぞ。

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