メル・ギブソン監督 イコン Netflix
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 13/40
Netflixに落ちてたので、そう言えば観てなかったな、と思い見始めました。
キリスト、いや、ナザレのイエス表記の、その最後の12時間を描いた作品。で、いろいろ宗教的な事象を知らないと多分正確な意味は理解出来ないと感じましたが、なんか、凄く、メル・ギブソンっぽい解釈な気がします・・・
言語を古代の言語にしてるんだと思いますし、そこを当時の状況に近づける為のリアリズム、と取る人もいらっしゃると思いますが、私はなんか仰々しいし、それならBGM劇伴も入れちゃダメだろ、と思います。なんか凄く中途半端。もちろん痛々しいし、何故ここまで憎みいがみ合っているのか?が映画内では理解出来ないので、んん、とも思います。
それと、これ、旧約聖書でも新約聖書でも、表記本当にあるんですか?という部分も気になったのありますね・・・
もっと言うと、宗教も進化しているし、神学という世界もあるし、過ちを認めて進んできた宗教がいわゆるキリスト教なのではないか?とも思います。が、そういうのじゃなく、この映画の主張はもっと根源的な部分での信仰を善きものとして描いていて、それはちょっと、とは思います。様々な積み重ねの上での、宗教という神を信じる事で現世での世界をより良くする、というのであれば共存出来るけれど、他の宗教を絶対に認めない、とかですと、かなり難しいです。
端的に言えば、今、ロシア正教の教徒は今何をしているのか?凄く気になります。
なんというか過剰。それと、何か対価を払わないと真理に到達できない、みたいな強迫観念を感じました・・・もちろん、全然宗教に詳しくない、無神論を信仰する、科学の再現性を信仰(私の中ではこの2つは矛盾してない)者の感想ですけれど。
ナザレのイエスが気になる人、メル・ギブソンに興味のある方にオススメします。
アテンション・プリーズ!
ここからは、少しだけ、ネタバレありの感想なので未見の方はご遠慮くださいませ。
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ネタバレ在りの感想ですと、
本当の所、正直、あったのか、なかったのか?正確な事ってワカラナイと思うんですね。そして科学的な知見を得た現代のホモサピエンスにとって、3日後に復活した、ってドユコト?と思う訳です。仮に、復活したとて、それは、蘇生した、は考えにくいし、双子の可能性くらいしか無いと思うんです。そして復活という奇跡を起こすなら、もう少し形に残る、科学的証明に耐える何かだったらよかったのに、と思います。
3日後に復活という奇跡を信じろ、と言われたら、ちょっと無理かな。
それと字幕が入るのと入らない部分があり、これも違和感を覚えましたね。
その当時の人々にとって、死はより身近だったと思いますし、非常に残忍に見える残虐行為も、よく見られる光景だったのかも。でもそれをいきなり映画で観させられると、そこまで克明にやるの、他にも理由があったんじゃないかな、と、R18指定の映画の中では興行成績が凄く良い事にも関連してそうな気がしました。
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