https://www.youtube.com/watch?v=c0Odg-GY40w
スタンリー・キューブリック監督 MGM U-NEXT
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 33/93
現実がちょっと厳しいので、厳しいドキュメンタリーはちょっと。という気分になり、何故かキューブリックの作品が観たくなりました。みんな大好きなこの作品、私は恥ずかしながら初見です。
競馬場で馬を動かしつつ、レースに向かうくぐり戸を出たところで、タイトル。カッコイイ。というのが冒頭です。
まず、ナレーションがあるんですね。そして、このナレーションがある事で、非常に効果的な、ケイパーモノになっている、というか恐らくケイパーモノの最初期の映画なのでは?と感じました。もちろんトーキーで、という意味ですが。無声映画の世界もめっちゃ広いですから。
しかも、なんならフィルムノワール。そしてモノクロ映画なんですけれど、物凄くカッコいい、画角、音楽、演出、なんです。ちょっと七人の侍っぽさすらある。
そして個人的に1番思い出したのは、書籍ですけれどガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」です。これは映画化されてますけれど、どうしても観れない・・・DVD化すらされてないと思います。でも多分、キムズビデオにはあったんだろうな。
最後のカットの素晴らしさもあるんだけれど、ここで思い出したのは矢作俊彦「マイク・ハマーへの伝言」のラストシーン。もしかして、この映画から着想されたんじゃ、とまで思いました。
お金、の持つただの価値、持つ人による、汚れたイメージ、そしてそれが、ああなる事でに美しさ。その事に至るきっかけの、急に出てくるコメディリリーフ的な人物のギャップ。
スタンリー・キューブリック監督作品は、まだ数本見逃してるのがあるので、やはり観ないとな。
珍しく、邦題もいいな、と思いました。
映画好きな方に、オススメします。
コメントを残す