井の頭歯科

「マージン・コール」を見ました

2012年3月13日 (火) 09:11

J・C・チャンダー監督       ロードサイド・アトラクションズ

ケヴィン・スペイシーで手にとりました。とはいえ全然興味が無かった世界でもなく、友人の1人が外資系に勤めていることで知った世界の話しのようなので、それで興味持ちました。基本的にはケヴィン・スペイシーの出演作はどれもとても気に入っています、最初はやはり「ユージュアル・サスペクツ」で度肝を抜かれ、「セブン」でやられて、「アメリカン・ビューティ」でもう虜です。でも「ヤギと男と男と壁と」は今ひとつでした、大好きなもう1人ジェフ・ブリッジスも出てるのに!

とある証券会社の朝、見知らぬ集団がやってきて、いきなり肩たたきをします、そうリストラが始まったのです。リスクマネージメント部の長であったエリクもリストラの対象とされ、即座に荷物をまとめて出て行くことに。しかしエリクにはやりかけの仕事があり、そのことを訴えますが、もちろん聞き入れてもらえません。会社のフロアからエレベーターで去ろうという瞬間に部下であるサリヴァンにUSBを投げつけ、「Be Careful!」と言い残して去っていくのですが、そのUSBには極めて重要な情報があって・・・というのが冒頭です。

私の同級生に、外資系に勤めている方がいます。で、小学校時代の同級生でして、その方のお話を聞くたびに、とてもびっくりします。外資系に勤めている私の友人は彼1人しかいないので、またそういう世界のことにあまり興味が無かったので知らなかったのですが、本当にいきなり解雇されるみたいです。それ以外にも生生しい話し聞きましたが、この映画を観てよりリアルに感じることが出来ました。

ケヴィン・スペイシー演じるサムはサリヴァンの上司にあたり、証券会社を30年近く生き抜いてきた男です。そのサムがエリクの渡した資料を基に解析した新人であるサリヴァンの資料を読み解けない、分かり易く簡単に説明を求め、その結果を教えて貰う場面、そして経営のトップであるジョンでさえもほとんど何も分かっていない部分に、より恐ろしさを覚えました。

明日、世界が変わるほどの真実を知ってしまった上で、損失をいかに抑えるのか?という切実な悩みにそれぞれの立場の人が考え、行動する一夜を描いた作品ですが、なにより衝撃的なのが経営者トップであるジョンの「SURVIVE」と言うのが印象的でした。どんな意味であるかは理解できると思いますが、単語の意味ではなく、それ以上の切迫感ある演技で、この役者さんは素晴らしかったです、が、実際の人だとすると本当に恐ろしいと感じました。

興味が無くとも、実は私たちの生活に直結している問題であり、目を背けることの出来ない部分であり、しかも複雑怪奇で、個人的にはもの凄く『胡散臭く』感じる世界である金融、そして投資の世界を軸にした、やはり人間の話しです。

サムの顛末には、単純に割り切れない様々な感情が起こりました、本当に怖いと思います。

タイトルの「マージン・コール」の意味を調べても良く理解出来ないくらいの経済知識しかありませんが、とにかくマズイ状況でかかってくる連絡、ということでしょうか?私には会社の全資産を売っても足りない商いが出来る、という事さえ恐ろしく感じます、多分リーマンショックの話しなんだろうとは思いますが。

この世界に生きる人に、オススメ致します、本当に恐ろしい映画でした。

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