井の頭歯科

12校会議

2012年9月21日 (金) 08:42

先日は12校会議という歯科大学の中でも新設校が集まる会議に出席してきました。私は松本歯科大学の出身なのですが、その後日本大学歯学部の講座にお世話になっていた事もあるので(もちろん日本大学は優秀で古くからある大学です)、その両方の立場が何となく分かるのですが、なかなかどちらの立場も大変であろうと思われます。

日本歯科医師会大久保会長の時局講演だったのですが、最近話題の政治、国家、あるいは民主主義社会と共産主義社会の違い、国民皆保険制度の仕組み、FDI(国際歯科連盟)での日本の役割、等々話しが広がってゆきなかなか面白かったです。

恐らく、大久保会長の人柄だと思うのですが、鋭い指摘や、たとえ少しずつであったとしても努力を重ねて交渉して、目標に近くなれるようにする姿勢が良かったです。もちろん常に思い通りには行かない、さらには役人相手の努力ですから、相当に難しい舵取りが求められると思いますけれど、こうして話しを聞くことで私のような末端の会員にとっても、ある程度、ですが信頼を置けるようになると思います。

政治の話しや国家の話しは、非常に重要だと言うのも理解した上で、私はそれ以外の、日常生活における些事の重要性にも重きを感じます。しかし、逆説的ですがその日常の些事にかまけていられなくなるのが、政治を忘れる時だとも思うのです。これから来年にかけての何処かで選挙が起こると思います。そろそろいろいろ考えておこうかと。

ずいぶん前ですが国政選挙の前に感じた感想がブログに残っているんですが、この頃から考えが深まっていないように感じます。国を憂うことと、個人の感情の発露を同化されることに違和感を覚えてしまうのです。もちろん国家の重要性は理解出来ますし、国家以上のくくりは今のところ存在しないわけですが、だからこそ、冷静な態度が求められると思うのです。選挙までもう少し時間があるでしょうから、もう少しでも自分の考えをまとめ、意識して見守りたいと思います。一時の感情に流されない投票を行いたのです。

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