井の頭歯科

「幻の湖」を観ました

2025年6月10日 (火) 09:14

 

 

橋本忍監督     東映     Amazonprime
2025年公開映画/2025年に観た映画   目標52/120   17/50
噂にたがわず、な作品でした・・・これはどう感じればよいのでしょうか?
私は何か重要なポイントを見逃したのかも知れません・・・
道子(南條玲子)は愛犬シロと琵琶湖畔を走っているのですが・・・というのが冒頭です。
シュールレアリズムなのか?不条理劇なのか?もしかすると、壮大な実験なのか?と言う感じで、正直、全然理解出来たとは思えません。
しかし、しかし、です。監督脚本演出で橋本忍、演者も主演はオーディションのようですが、脇はかなりの実力者で固められています。特に、室田日出男(あの山田太一脚本の不揃いの林檎Ⅱの仲手川の上司!)、大滝秀治、菅井きん、北王子欣也、高橋惠子、かたせ梨乃、長谷川初範(ウルトラマン先生!)とても豪華です。
使われている曲で言えば、F・リストのレ・プレリュードが非常に効果的。この曲好きです、吹奏楽でもやったな。
撮影機関は1年間!これは莫大なお金が費やされた事を意味します。ちょっと普通じゃないです。
で、ただの失敗作とは言えない熱量は感じられますし、絵面も非常に強いし、確かに1年間通しているので四季を感じる事が出来る非常に稀な映画。
だから、なにがしかの、意図、もしくは目指したものが理解出来る片鱗があれば、と思いましたが、全然わからなかったです。
これ、私あらすじも言えないくらい、です。複雑で難しいのではなく、上手く言葉にしても文章として何を言っているのか?伝わる気がしないです。
あ、それと、浅井満福丸、あの絵は無い・・・あの両手は、無い。
さて、春日太一先生のインタビュー書籍「鬼の筆」でどこまで理解出来る話しになるか、今から楽しみです。
でも完成して封切して、劇場でかかった事がある映画。でもそれすら凄い事実・・・
ある種の壮大な失敗作なんですけれど、それをも楽しめる方にオススメします。
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