井の頭歯科

批評する ということについて・・・

2013年7月23日 (火) 09:17

何かを観たり、聞いたり、読んだりしたことについて、感想をまとめて文章にしてみたりすることで、自分が本当にはどんなことを考えていたのかが分かる気がします。

文章にすることで、自分の意見をまとめることで、読んでくださった方からの反論や意見を伺うことも出来ますよね?もちろん同好の趣味を持つ人と飲んで、食べてしながら、お互いの意見を交わすことの楽しさはどんな方でもご経験があると思います。この場合、感想もあるでしょうけれど、印象批評ということにも繋がると思います。なにしろ主観での印象、感じ取った自分の意見ですから。

それを、文章にすることで、批判的に聞こえたり、伝わったりするのは本意ではないのですが、でも、その良くない印象が何故だったのか?どうしてそう感じたのか?を言葉にすることで反論だって出来ますし、より建設的な意見を築いていけるのではないか?とも思うのです。

何をごちゃごちゃ言っているのか(というか毎回私のブログはただ単に私が感じたことをごちゃごちゃ言うだけのものなんですけれど・・・)といいますと、ワタクシ、先日バレエを見に行ったのですが、やはり生の舞台で、しかも生オーケストラの演奏で一流のダンサーが踊るバレエはなかなか面白いものであるわけです。が、結構気になる部分もありまして、その辺を感想としてまとめてみたんですが、どうしても否定的な意見になっちゃうんですね。

どう受け取ったのか?という事については受け手の自由度があるのではないか?とは思うものの、私は演奏が出来るわけでも、舞台経験があるわけでも、ダンサーとして踊れるわけでも無い人間が批判すべきじゃない、という意見もあるとは思います。根拠なく批判したり、自分の感覚だけで拒否されるのは私もどうかと思いますが、その立場に身を置かないと批判できない訳でもないと考えているのです、変なたとえですけど、親にならないと子供を躾けられないわけではないですよね?私の仕事で言えば虫歯になったことが無いと治療できないわけでも無いです(虫歯になったことあります、恥ずかしながら)。

前置きが長くなり過ぎましたが、観に行ったバレエは井上バレエ団の「白鳥の湖」です。

主役のエマニュエル・ティボーはとてもエレガントでした。特に着地が素晴らしく綺麗で上品に感じられます。相手役のオデット/オディールを演じた島田 衣子さんもエレガンスを感じさせる踊り手だと思います。とても細やかで日本的な美しさを感じさせます。

でも、この2人とそれ以外の開きを感じてしまうのです。ロットバルト役の藤野さんは良かったです、説得力ある演技(体格の説得力もあった!)で良かったのですが、コールドの方々、ソリストの方々、もうひとつ何か足りない、あるいは意気込みが強すぎる感じがしました(もっと正直に言うと、自らが強く「踊りたい」という意欲を感じられない人と、もっと私を見て!という自己顕示性が透けて見えてしまう人の両極端な感じがした、という事です)。もう少し自然な演出の方が好み、というだけかも知れませんけれど。あるいは全体の方向性が定まって無いような印象を受けた、という事です。

また、物語の終盤の飲み込ませ方にも、もう少し工夫があっても良い気がします。たしかに「白鳥の湖」は悲劇ですが、最後の演出が工夫されてきているのも事実だと思います。ロットバルトに勝つにしろ、2人で身投げするにしろ、そこまでの何かを感じさせられないと、中途半端な印象になってしまうのではないか?と思ったのです。

などと、勝手な感想ですが、やはり実際に観に行くという行為があってこその面白さです。また、違ったバレエ団や違った演出のものと見比べるのが面白いです。

私がすっと前にメルパルクホールで観た井上バレエの「ラ・シルフィード」の藤井 直子さんはとても素晴らしかったので強く記憶に残っています。もう引退なさってしまったのでしょうか・・・

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