井の頭歯科

「13th 憲法修正第13条」を観ました

2020年7月7日 (火) 09:00

エイヴァ・デュヴァーネイ監督     Netflix

そもそも、ドキュメンタリー映画は嘘をつくと思ってます。

当然、映画そのものが虚構である、という事も出来ます。

しかし、ドキュメンタリーは特に信じられやすい面があります。何故なら、ドキュメンタリー(文学におけるノンフィクションに相当する)だからだと思います。ただ、ノンフィクションだって嘘をつくし、不明な事を言いきったりもしますし、今ではホロコーストは無かったとまで言い出す輩が増えているのも事実ですし、排他的なレイシストが選挙に出るのは構わないけれど、そこに結構泣かずの得票率があったりすると、びっくりしたりします。どんな制度にももちろん不備があるなら正すべきだし、より良いやり方を目指すべく議論も努力もするべきですけれど、排斥するだけならとても簡単で、下品なやり方だと私は思いますけれど。要は過激に焚きつけて、煽って、賛同を得るのが、幼稚に見えるようになった、という事です。今のところ、という事ですけれど。

ドキュメンタリーも編集次第で、感情をコントロールする事は、割合簡単に出来ると思う。BGMもその事に役立つと思います。

そもそもドキュメンタリー映画を撮ろう、と言う人には、なんらかの見せたいモノがあるはずであるし、ドキュメンタリー映画内で話される「事実」をファクトとしてチェックするのも大変ですし、全部は出来ないです。

だからこそ、この映画が言うストレートな方向には注意は必要だと思って見ていました。

ではあるけれど、私はこの映画の主張は最もだ、と思っています。それが結論です。

恐らく、ずっと、奴隷制が解放されてからも、この憲法第13条の中の「犯罪者には適応されない」という部分を使って、奴隷ではなくなったが、公民権が与えられず、公民権を勝ち取ったら、選挙権と就職が叶わず、予防拘禁的に収監され、その事で巨大な利益を吸い上げる組織があって、しかも続けている、という事実は、恐らく正しいと思いますし、この映画を撮ろうとする意識には同意するしかないです。

だからこそ、この手の、私のような、見ておかなければ、という人にではなく、差別を差別と思わず、下駄をはかせてもらっている事に気付こうともせず、アプリオリに白人男性(この映画では。これは日本国籍に置き換えて他のアジアを排斥するのと同じようにみえます)が優れていると考え、自らより大きな権力と同化することでしか自尊心を保てない未熟な人間に対して、響かせる方法を考えなければならないと思うのです。

まだ、人類はこの手法を思いつかずにいると思いますし、さらなる進化、技術革新が必要だと思うのです。

地獄への道は善意によって舗装されているそうですし。

あとBLMって、多分アフリカ系アメリカ人の命も大事、の も と思っちゃうのがもう違う気がする。なんでアフリカ系アメリカ人だけ粗末にされてんの?への皮肉的な言い方なんじゃないかな?なんとなく文脈で考えるとってことだけど。

差別、あるいはアメリカ合衆国における、アフリカ系アメリカ人の差別の歴史的経緯、に興味が無い方に、強くオススメ致します。ある人は何もしなくても見ると覆うので。

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