井の頭歯科

「HOUSE ハウス」を観ました

2020年4月24日 (金) 09:13

大林 亘彦監督     東宝

追悼の意味を込めて。私はたかだか2作品しか大林作品を観ていませんが、その2作を映画館で、しかも先に原作を読んでいたから、観に行ったので(小学6年と中学1年生でした)大林監督作品とは認識してなかったのです。小学6年生にとっての「転校生」と、中学1年にとっての「時をかける少女」です。本当に面白かった、と記憶していますし、その後何度か繰り返してみてしまいます。
その当時は山中恒さんにはまっていたので。特に「ぼくがぼくであること」という作品は、明らかに自分にとってエポックな出来事でした。多分自我に目覚める、という事に近い、それこそ哲学的な意味を朧気ながらも感じた瞬間だったと思います。
そんな大林監督もお亡くなりになり、そういえば処女作観てないな、と思ってみた次第です。だいたいにおいて、書籍も音楽も処女作に監督の嗜好が現れてると思ってるので。

オシャレ(池上季実子)とファンタ(大場久美子)は演劇部の親友同士です。オシャレは夏休みに父親と(母親は病没しているようです)軽井沢に、ファンタは部活仲間6人と夏合宿に行く予定です。しかし、軽井沢には父とオシャレだけでなく、父が連れてきた再婚相手(鰐淵晴子)も一緒にと行くと聞かされ・・・というのが冒頭です。

処女作からして、この内容で、この演出方法!すでに出来上がっているとさえ感じました。いい意味でオカシイです。多分前衛芸術に分類されかねない作品だと思います。チープなんだけれど、そのチープさ込みでの魅力、そして演者の拙さ含む若さ、凝りまくった演出、そこに、GODIEGOの洗練された音楽がマジックを生み出しています。

特に、挿入歌のCherries Were Made For Eatingがめちゃくちゃカッコイイです!

さらに、何歳での撮影なのか?不明ですが、池上さんの妖艶さ、大場さんのあどけなさ、その他、ガリのメガネ属性を生かした豹変、スイートのその頃にしか出せない魅力、クンフーの身体のキレとスタイル、メロディの不思議ちゃんキャラの先見性、そしてさっさと退場するマックの潔さ・・・どれも凄いし、よくこの人数でこのキャストを集められたな・・・しかも被らないのが凄い。名前を与えないのも、凄すぎる。

中でも、美貌、という意味で個人的にやられたのが鰐淵晴子さん。何この人の、この世と思えない美貌!美については個人差がありますし、基準は人それぞれだけれど、美しいです。もちろんそう撮っているわけですが、こういうのが好きなんです。

GODIEGOも大林さんもちゃんと出演しているのが面白い。

さらに、何歳での撮影なのか?不明ですが、池上さんの若さに似合わない成熟された妖艶さ、大場さんの今だけの純真なあどけなさ、ガリ役のメガネ属性を生かした豹変、スイート役のその頃にしか出せない魅力、クンフー役の身体のキレとスタイル、メロディ役の不思議ちゃんキャラの先見性、そしてさっさと退場するマック役の潔さ・・・どれも凄いですし、よくこの人数でこのキャストを集められたな、と思います。しかも被らないのが凄い。名前を与えないのも、凄すぎる。
あ、もちろんカメオ出演や、友情出演も豪華です。ちゃんと大林監督も、GODIEGOメンバーも認識しました!
そして個人的には尾崎紀世彦さん、まるでコメディリリーフな扱いで、凄く違和感あるけれど、面白かったです。

あと、猫好きにとっては、この猫ちゃん大丈夫だったのかな?とちょっと心配になりました。

しかし、これが処女作って、ちょっと凄すぎです・・・普通じゃないです・・・あもちろん称えています。

大林作品が好きな人に、そして、私は全然知らなかった鰐淵晴子さんが好きな方に、オススメ致します。
鰐淵さんが凄く、美しいです!

One Response to “「HOUSE ハウス」を観ました”

  1. [...] が素晴らしいネーミングセンスです。そう、まるで大林亘彦監督作品「HOUSE」(の感想は こちら )のオシャレとかファンタ、とかあの感覚のアップデート版です。イイです、こういうの [...]

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カテゴリー: 映画 感想 | 1 Comment »
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