バート・レイトン監督 ソニーピクチャーズ 新宿ピカデリー
2026年公開映画/2026年に観た映画 目標52/120 10/31
バリー・キョーガンが出演しているので、観に行きました。もちろんクリム・ヘムズワースも気になりますし、マーク・ラファロも素晴らしい役者さんですから。ただ監督の名前は知らなかったです・・・
原作があるようですが、脚本は監督自身が行っています。
夜のL.Aの高速道路をトリッキーに映しながら・・・というのが冒頭です。
かなり込み入った話しですし、キャラクターもかなり出来上がっていますし、それでいて見やすく、あまり時間的な長さも感じない作品です。
まず、大変良かったのが、バリー・キョーガンです。何と言いますか、常識が通用しない、という役をやらせて説得力を持たせるのに、普通は人と違った行動を起こす事で成り立たせる部分を、同じ事をしているのに違和感しか感じさせない演技は、この人以外に思い浮かばないです。今回は割合若手、というポジションなので、小物感すら漂わせているのですが、瓢箪から駒、みたいな部分まで感じさせてリアル感もあるのは、本当に凄い事だと思います。
さらに主演の2名、クリム・ヘムズワースの潔癖、その過去、だからこその犯罪、という部分に納得感があり、その上にお仕事(犯罪)映画のキャラクターとしてなかなか完成度が高いです。もちろんちょっと気になる部分はあるにはあるのですが。そしてもう1名の主役であるマーク・ラファロの、ダメ親父でありながらも組織の中で戦いつつ、徐々に犯人検挙ではなく、犯人そのものに拘泥していく様は素晴らしいものがありましたし、彼は猫を飼っていて、それだけで信用に事足ります。もっと猫の出番は多くて良かったのは少々の不満点です。
さらに、もう1名の主演をハル・ベリーが演じていて、このキャラクターもそれなりに理解出来る。ただ、ちょっと、あまりに短絡な気もしますし、この映画の尺の中でアレするのは、物語の筋上仕方ないにしても、もう少し練れた気がします。
それと、ニック・ノルティ!!えってなりましたし、観ていて気付かなかった・・・特殊メイクしているのでしょうか・・・
ネタバレなしで言える事は少ないモノの、悪くない作品。
バリー・キョーガンがお好きな方にオススメします。
アテンション・プリーズ!
ここからはネタバレありの感想ですので、未見の方はご遠慮くださいませ。
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ネタバレありとなると、
まず相当にお金持ってる、とは思うモノの、恐らく米国の中で金持ち、とは、けた違いの上にけた違いなんだと思います・・・充分だろ、既に、と思うのは私が貧乏なんだからでしょうね・・・
そして人嫌い、施設育ち、しかし人を撃てない、潔癖症、というキャラクターであるのは、まぁいろいろなタイプがあるとしても犯罪者として観た事がありますし、理解もしますが、軽々しく、当てられた車の事故で数千ドルを渡そうとしたり(保険関係で名前を出すリスクを考えたのでしょうけれど初手としては違和感しかないし反って怪しまれるのでは?)顔だけでかなり好意を抱いていたり、簡単に家に入れてみたり、結構素人っぽいじゃないか?とも思ったりしました・・・これ凄くキャラクターとしてデヴィッド・フィンチャーの「ザ・キラー」と似てる。プロなんだけど、どっか抜けてる・・・人を撃てるか?撃てないか?の違いくらいしか感じなかった・・・
またハル・ベリーの翻意が二転三転してしまうのは結構気になるポイントなんですけれど、尺的には仕方ないのかも。とは言え、このキャラクターもなかなか考えられてはいますし、ちょっと他にやりようがない気もします。
マーク・ラファロの心変わりも、恐らく、犯人への執着のようなモノだと理解しましたが、なかなかな出来事で、あまりにクリム・ヘムズワースにとって都合がよく、ちょっと収斂され過ぎている気もしました。
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