井の頭歯科

「ノスフェラトゥ」を観ました     Nosferatu: Phantom der Nacht

2025年7月1日 (火) 09:12

 

ヴェルナー・ヘルツォーク監督    Amazonprime
2025年公開映画/2025年に観た映画   目標52/120   17/56
ヴェルナー・ヘルツォーク監督の雰囲気が素晴らしかったので、同じAmazonprimeにあったこちらを続けて観ました。
ドイツの港町ヴィスマールで不動産業として働くジョナサン(ブルーノ・ガンツ)は妻ルーシー(イザベル・アジャーニ)と暮らしているのですが・・・というのが冒頭です。
本作も素晴らしい作品!なるほど、これは凄い監督!
いわゆるドラキュラ伯爵の話しで、しかも1979年の映画で既に本作はリメイク作品。無声映画でドイツの作品が以前にあるようです。ドイツ映画って全然知らない世界ですし、唯一ヴィム・ヴェンダース監督作品しか観てなかったけど、これは凄く面白い鉱脈だと感じます。苦い涙のライナー・ベルナー・ファスビンダーも凄かったけど、このヴェルナー・ヘルツォーク監督も凄く上手い!
それと、また、クランス・キンスキーが出てきて、怪演をしています。この人そう言う人なのかも・・・しかも知らなかったけど、ナターシャ・キンスキーのお父さん、驚きです。
それと、凄くカワイイ猫が冒頭で出てくるので、猫映画かと思わせておいての、鼠映画でした・・・これは鼠が嫌いな人は最後まで見るの難しいと思います。マジで鼠映画。
イザベル・アジャーニも素晴らしい佇まいを見せていて、最高。とても上品な演技です。それと、夫に対する愛情の表現が素晴らしい。演出が見事なのか?彼女の持つ何かなのか不明ですが、素晴らしい。
だって、基本的に凄く顔の白塗りを多用する映画なんで、とても現実味は薄いシーンが多い訳ですが、その中においても、イザベル・アジャーニの存在感はちょっと飛び抜けてそれでいてリアルに感じさせる何かがあります。それに、バーフバリ伝説誕生の冒頭の川の場面の女性の四白眼みたいな演技もしていて、ですよ。本当に凄い。
とにかく雰囲気を可視化するの、本当に素晴らしい。世界観があるとはこういう作品の事だと思います。
ドイツ映画を観た事が無い人にオススメします。
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