サミュエル・フラー監督 アライド・アーティスツ DVD
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 18/58
長らく友人から借りていたDVDをやっと観ました。
精神科医に尋ねられる練習をしている記者ジョニー(ピーター・ブレック)は・・・というのが冒頭です。
恐らく、公開当時1963年のアメリカではショックを持って受け止められたと思います。精神科がどんなところか?知らない人にとっても、ある程度知っている人にとっても、それなりの恐怖体験ができる作品。
しかし、今観ると、それなりに歴史を感じさせますし、まぁとてもドラマティックになっている分、嘘とは言わないまでも、誇張はあると思います。
あと、モノクロの映画なんですけれど、全編じゃなく、カラーシーンもあります。凄くビックリする国が出てきますし、戦争のPTSD(という言葉は無かったけれど)があった時代の話し。
凄くアメリカナイズされた話・・・ピューリツア賞を取りたい、と願う事って、私は凄く志が低い上に、自分にその才覚があると無自覚に思えるお目出度さ、を感じます。ま、大妻女学院の校訓の事です。しかし、それも自らが、内発的に、自らに問いかけられ無ければならないのですが、まぁ思ってしまいます。
記者であれば、スクープとまでいかないまでも、社会的正義が警察や検察、権力によって正義が不履行な状態をジャーナリズムで変革させる、くらいの意気込みが欲しいですし、その結果、ピューリツア賞が取れたら、という順番だと思うので、まぁこの映画の結果には自業自得としか感じなかったです。
精神に興味のある方にオススメします。