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ロバート・レッドフォード監督 パラマウント U-NEXT
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 38/101
本当に美男子で、そして最後までカッコ良かったという印象のロバート・レッドフォードさんが亡くなられましたね・・・
追悼として観たかったのはフィル・アルデン・ロビンソン監督「スニーカーズ」なんですけれど、やはり監督作で未見だった有名なこちらを。
本当にカッコイイ美男子。そしてカッコつけてもカッコ悪くならない男。そして、監督作「リバー・ランズ・スルー・イット」ではブラッド・ピットを起用し、さらにジョセフ・ゴードン=レヴィットも起用した監督なわけです。系譜が出来る気がします。
秋のイリノイ州シカゴ。合唱隊の美しい歌声が聞こえる中美しい風景が写されて・・・というのが冒頭です。
見事な映画だと思います。
そして、出来れば何の情報も入れないで見るべき作品。
ネタバレなしの感想ですけれど、凄く良かった。
父をドナルド・サザーランドが、母をメアリー・タイラー・ムーアが、息子をティモシー・ハットンが、それぞれ好演している、家族の物語です。
最初の監督作品に選ぶ脚本じゃない気もしますけれど、それを撮ってしまうの、流石レッドフォード。
家族の物語な上に、かなりビターです。
絵に描かれたような幸せそうに見える家族でも、当たり前ですが、内に秘めた葛藤があるわけです。
その発端が何故なのか?をじわじわ理解する映画です。
私は家族を大変ありがたいもの、とは考えられず、それは大変に恵まれた環境にいる、という事かもしれませんけれど、だからと言って、選んだ覚えはないわけです。そして所謂「アンナ・カレーニナ」の冒頭なわけです。そして、非常に頑強な檻でもあるし、澱が溜まる閉ざされた環境であると思います。
しかしハリウッド映画の世界では、もちろん家族が善きものとして描かれてきた世界。そこに、という映画だと思います。
家族がいる人にオススメします。
しかし、この映画観ると、やはり心理学、そして精神分析医がまさに社会に出てきた時期なんだと思います。
あ、すみません、私、おじさんですけれど、どうしても、Ordinary Peopleって言われると、それはホテルニュー越谷なわけです・・・うん原題で言われると凄く雑味が出てしまうな・・・