https://www.youtube.com/watch?v=Ha0DN01mfYo
エリン・アクセルマン、サム・アイラ―トセン監督 アジアンドキュメンタリー
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 40/104
2023年公開の映画です。で、ハマスの攻撃前の映画、ドキュメンタリーです。
ですから、この後、どうなったのか?気になります。
アメリカに住む、というか恐らく、アメリカ建国の時から住むユダヤ人もいるとは思いますが、恐らく、ホロコーストから逃れた人々が主体であろうユダヤ人の人たちに、イスラエルを訪れる事を教育する組織がある、というのは初めて知りました。
で、この組織の体験者、それも、アメリカ在住のユダヤ人が、イスラエル軍に入隊する人もかなりの割合でいるわけですが、その中から、パレスチナ人に対する態度、というか行動、を疑問に感じる人たちに焦点を当てたドキュメンタリー映画です。
今の所、私の重要な規範は、公平性です。フェアである事、それはもちろん結果じゃなく、当たり前ですけれど、機会の均等、あるいはその是正という事です。なので、なかなか衝撃的な内容の映画でした。
正義と悪の戦いほど単純で幼稚な考えはなく、ほとんどの争いが正義対正義の戦いであり、まただからこそ、自分が正義の側にいると 信じている 人たちほど、残酷になれるのは歴史が証明していると思いますが、本当に、ヤバいくらいに、対話が成り立ちません・・・
この中で声上げる人の心細さといったらないでしょうけれど、だからこそ、声を出す事を止める人も少ないでしょうね。
あと、生物学的に、ホモ・サピエンスは1種しか存在しませんし、なんなら種族とか民族とかもありません。まぁ区別の仕方として、凄く拘りの強い識別方法だなとは思いますが、基本1種です。しかし、ここに、文化、宗教、生活様式、歴史、とかが加わって、国籍だのが存在するわけです。1種なのはあくまで生物学的に、ですけれど。
だけれど、当然2025年の現代を生きる私には、地球に住む以上国家より強い統治権力機構を持っていませんし、なんならホモサピエンスによって運営されているので、当たり前ですが間違ったり、ごまかしたり、都合の悪い事は隠そうとするでしょうし、その対抗策がメディアしかない感じですので、まぁなかなか大変です。
とは言え凄い進化とも言えます。何しろ昔は宗教上の理由で、普通に火あぶりだってあったし、うちの国だと盟神探湯を行っていたわけで、随分な進歩とも言える。
しかし、当たり前ですが、主義主張の違う存在がそれぞれ主張出来る場がある事は重要ですし、それこそ、あなたの主張には反対するが、あなたが主張する権利を守る為なら全力を尽くすという事です。そしてこれが公平性というモノでは無いでしょうか?
それが感情的に出来ないのがホモサピエンスの進化が及ばないところだと思いますし、学習能力の問題なのかも知れません。でも、この学習をしないと滅びるんじゃないかと思いますし、ホモサピエンスの愚かさだけを考えると、まぁ滅んでもいいんじゃないかと思ったりもしますけれど、ホモサピエンスの崇高な部分だけを見ると、凄いなぁとも思います。
この後、どうなったのか・・・
イスラエルに興味のある方にオススメします。