井の頭歯科

「MERU/メル―」を見ました

2019年12月9日 (月) 08:27

ジミー・チン監督      ピクチャーズ デプト

久しぶりに友人宅にお邪魔した際に観させて貰った2本のうちの1本です。もう1つの映画(?)「デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち」も物凄い映像作品でしたが、これは置いておくとして、さらに衝撃的に驚かされたのが、この映画「MERU/メル―」です。

登山家の活動を追ったドキュメンタリー映画です。MERUとは、別名シャークスフィンと呼ばれるヒマラヤの一角にある標高6250メートルの峻峰です。まさに、高さではなく到達できるのか?というくらいに切り立った峰です。映像で確認して頂きたいのですが(下の写真)、めちゃくちゃ切り立った部分、3つある尾根の中央です。普通登れるとは思えません。

しかし、ここに3名のクライマーが果敢に挑戦します。とりあえず、この作品は予告編を見ていただくのが最も分かり易い導入だと思います。

そう、これはその3名、隊長のコンラッド、撮影もするジミー、最年少のレナンです。いずれも劣らぬ大変なクライマーで、且つジミーはこの映画の監督、つまり、自分たち3名で登山をし、その様子をカメラに収めているのです。

本当に驚愕なんですけれど、壁にテントを括りつけて、寝たり休んだりしています。はい、言葉だと何を寝言を言っているんだ、とお思いでしょうけれど、本当に、標高の高い、切り立った崖に、テントを張り付けて、寝ています。正気の沙汰ではありません。言葉で伝えられる事はこの映画ではあまりありません。なので、観ていただくしかないのですが、当たり前ですが、是非大きな画面で見て頂きたいです。

まず、撮影している監督でクライマーのジミーさん、ハッキリ言って異常な精神の持ち主です。私ははっきりとした高所恐怖症ですが、尋常じゃない精神力です。なんであんな場所で寝られるんだ?と思います。しかも、割合笑顔なんですね・・・本当に山登りが好きなんだろうとは思いますが、まさに生死の境目に、常に、います。これは、まさにスリルジャンキーです。

キャサリン・ビグロー監督、パトリック・スウェイジ&キアヌ・リーヴス主演、映画「ハートブルー」のパトリック・スウェイジが演じた男のようです。スリルを感じられないと生きていられない人の話しです。絶対に生半可な気持ちでついていってはいけない人たちです。

無論、これは映画ですから、誇張されていますけれど、私は実際に、もっと規模の小さいですけれど、そういうスリルを求めている人を何人か知っています。その人と何かを一緒にする場合は、非常に助けられる場合が圧倒的に多いんですが、時に協力を求められる事があると、非常に危ない事になります。しかし、この人たちは、その瞬間こそ、生きている実感を得られる、誠に心地よさを得ている、ように見えます。そして、自ら、そういう時間を求めています。まさに中毒状態です。

そんなスリルジャンキーなジミーのメンターであるコンラッドも、かなりの異常さを隠し持っています。普通に話していたり、行動ではワカラナイ部分が、この映画の中で暴かれる時、ジミーの恐ろしさを超える何かがコンラッドにもあるのが理解出来ます。

そんな先輩2名についていくレナンは、割合普通の人です。しかし、覚悟の判断に、レナンの苦悩を超えた、執着もみえて、加わるべくして加わった人物であるのが理解出来ます。

本当に美しい映像の中に、ええ??という場所に、人(クライマー)がいます。

山登りが好きな方に、映画「ハートブルー」が好きな方に、オススメ致します。

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