ショーン・ベイカー監督 A24 U-NEXT
2025年公開映画/2025年に観た映画 目標52/120 14/43
アノーラの監督の前作だったので観ました。
本作は、結構、私はダメでした・・・ちょっと乗れなかったです。
バスの車内に座る男マイキー(サイモン・レックス)は・・・というのが冒頭です。
ポルノ男優が転落して地元テキサスに戻ってきて、籍を抜いていない妻の家に転がり込むところから話しが始まるんですけれど、まぁこの主人公の性格が、ヒドイ。
そして彼の周囲の人間たちも、結構ヒドイ。
境遇がヒドイとかではなく、性格がヒドイんです・・・もちろん境遇による環境のせいはあるかも、ですけれど、それ以上に、ダメなんですよね・・・
そうは言っても、私もかなりのホモサピエンスの中でも最底辺に頭が悪いので、人の事は言えないし、この人たちみたいに努力もしていないし、毎日の美しさみたいなモノにも全然気づけてない、もっとくだらない時間を浪費しているわけですが、なんというか、努力とかの方向とか、その結果を鑑みるとかがまるでない、感性の生き物、という意味で全然受け入れられなかった。
狭い心の中を吐露すれば、ええ、まぁ、そういう結果にいつかなったでしょうね、としか思えない展開、描写、関係性、ばかりで、これがあの、アノーラの中間部を撮った監督なの?と思ってしまいました。
なんというか、自業自得的な感覚です。カタストロフィも無ければ、でしょうね、としか思えない。
ので、何も感想が浮かばなかった・・・
演者さんはみんな良いとは思うんですけど、もしかして、そういう人を連れてきて、あてがきみたいなキャスティングなんじゃないかな、と。
ちょっと期待し過ぎて観たせいかも・・・
ただ、ヒラリー・クリントン候補とトランプ候補者の選挙戦をテレビで流す中の切り取りは面白かったかも。
私も田舎に住んだことがあるのですけれど、テレビの存在感と依存度の強さは、都会度に反比例して高くなってます。今はどうなんでしょうね。
テキサスの田舎の風景が好きな方に、オススメします。
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